2002年5月、元・東大大学院情報理工学系研究科の助手であった金子勇は、単独開発の成果としてインターネット内におけるファイル共有ソフト
Winnyを発表
しかしその画期的な成果は社会の評価よりも先にある、危険を多分に孕んだ部分に耳目が集中してしまう事態を引き起こし
金子はある日、住まいを訪れた警察から著作憲法違反幇助という罪を言い渡され拘束された
その才能を封じる様強要され、その発明を犯罪の助長に一役買ったと断じられた男は
本作の情報を得るまでWinnyという言葉さえ知らなかった私です
それでも、自由な発想や閃きや開発を阻害する圧力に対しての怖れや憤りが映画からは伝わるので
見ていてつまらなくはありませんでした
未だに証言の捏造を行い、冤罪を平気ででっち上げる警察機構の在り方は
という気持ちを感じながらの鑑賞は、長く映画を見てきた者としての虚しさを加味して切なくなります
と、ここまでは映画として真に面白く意義のある作りっぷりで頼もしいのですが
此方の事件はWinny事件に比べると告発者が現役警官であった事や、本人のアピールが強かった事もあり何度か全国放送のニュースやワイドショーで取り上げられていたのを微かに憶えていますが