ランチに映画、シャイロック | 大TOKYOしみじみ散歩日記

大TOKYOしみじみ散歩日記

お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います

こんちは ٩( 'ω' )و

寒いね


帰宅して昼ごはん

雨で部屋に籠もるつもりで買っといたモノです

まぐろの竜田揚げ甘辛和え
胡瓜とレタスのサラダ、甘辛和えを包む為のレタス
麦茶

食べながら昨日借りておいた映画を鑑賞

「シャイロックの子供たち」
池井戸潤の銀行を舞台にした講談調の作品がまた映像化されました
銀行内のスッタモンダが描かれ、行動派の主人公が幾人かの協力者と共に解決してゆく
まあまあですね。面白く出来てるけど
既視感がどうしても邪魔をします

で、物語のテーマを象徴するキャラクターとしてシェイクスピアの「ベニスの商人」に登場する高利貸しの老人シャイロックがタイトルにも使われていますが

シェイクスピアの時代、イギリスではユダヤ人は差別されるべき対象であり、それも極悪非道な高利貸しといえば唾を吐きかけ足蹴にしても足りないくらいの外道という扱い
そう
金を借りて返せないアントーニオの非より、彼の肉1ポンドなどという理不尽な利息を求めたシャイロックこそが極悪人という描き方をユダヤ人故にというスタンスで描かれています

貸したものと借りたものの関係として「シャイロックの子供たち」と名付けるのは構わないのですが
見る側は
シャイロックはユダヤ人で、彼こそが「ベニスの商人」発表当時、虐げられた人である
事を知っておいて損はないと思います

日本ではシャイロックの立場を浮き上がらせ、人種差別の被害者として捉える演出もあると聞きますが
私が「ベニスの商人」を強く人種差別だなと意識したのは随分最近で
アル・パチーノがシャイロックを演じた
2004年の映画の衝撃は相当なものでした

チャンスがあればもう一度見たい作品です


今は見終えて布団でゴロゴロ
まだ雨は降るみたいで銭湯は無理かな

ちょっと無理して行きたい気分もありますが
(・ω・)ノ