日本の敗色が濃厚となった太平洋での戦禍
北部太平洋方面では昭和18年5月末にアッツ島が玉砕
非情無残な全員戦死の報は、やがて同じ運命を辿るだろうと決意したキスカ島守備隊5000名にも届いていました
海軍として万難を排して撤退作戦を敢行したいと申し出、軍令部総長はそれを認めます
川島は急遽、南方方面からある人物を招集
冷静沈着で豪胆、そして名誉や武勲に気を回さない
こうして
テレビで見たのが最初でした
映画館では見ていないんですが、テレビのサイズで見ても救出作戦の後半には毎回ハラハラドキドキします
でも、そんな緊張感を全てその存在だけで落ち着かせてしまう貫禄を
もう、こうした俳優は現れないでしょう
戦史でも珍しい撤退作戦を描き、なおかつ爽快感を得られる稀有な快作です
團伊玖磨のテーマ曲が軽快で、作品に勢いをもたらしています
東宝の職人
シナリオライター須崎勝弥
監督の丸山誠治