映画感想「友よ、静かに瞑れ」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います

『友よ、静かに瞑れ』

レンタル落ちのビデオテープもあるんですが、DVDレンタルして見てました
梅林茂の音楽が絶品です(レコード持ってたなあ)https://youtu.be/P9XxXkOJmdM

公開時(1985)からしばらくは何とも感じずに見ていたんですけどね
歳をとるほどに、この静かな男たちの熱気に惹かれるようになりました
タコスを頬張る主人公
当時の藤竜也さんが醸し出していた男ぶりにピッタンコの内容です

敵の部下を演じる原田芳雄さん、悪徳刑事役の室田日出男さん、ラストまで姿を現さない林隆三さん
今は亡き男臭さ、加齢臭充満の男たちもステキです

暑苦しくて、気取っていて
辛口なハードボイルド

沖縄の多満里に現れた新藤という男は、寂れたホテルに泊まり込み数日前に警察に拘束された友人・坂口の周辺を調べはじめる……

日本映画らしい、沖縄らしい
ドライさを抑えたちょっと湿気の感じられる
格好よさです

基地問題、開発問題など
抱え込んだものを真正面から語るのも大切ですが
こうした作品はじめ沢山ある沖縄を舞台にした映画を見直すのも、大切ですね

映画らしいラスシーン
好きです