映画感想「レディ・イン・ザ・ウォーター」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います


『レディ・イン・ザ・ウォーター』

プール付きの大規模なアパート"コーブランド"の住み込み管理人を任されている

クリーブランド氏
面倒見の良さと真面目ぶりから彼を嫌う人もなく、重い過去を背負った彼には気ままな独身生活を過ごせる、仕事場であり住まいでした

最近の問題としては
夜半、誰かがプールを利用している気配があり
しかも何かを入れているのか、メンテをしたばかりの濾過装置や水質に滑りがあるという事です
誰に聞いても知らぬ存ぜぬではらちが明かず、クリーブランド氏もこの問題ばかりは少々苛立ってもいたのです

ある夜、寝ずに様子を伺っていたクリーブランド氏の耳に、ハッキリと聞こえた水音

誰だ! こんな時間にプールで何してる!
危ないから出なさい!
と!?拍子を外してクリーブランド氏、自分がプールに落ちてしまい……

目を覚ますと……
自分の部屋のベッドで気がついた彼の視線の先に

曰く有り気に少女が此方を見ているではありませんか……


公開から14年になります
私は公開後にDVDレンタルで母ちゃんと見たのですが
まあ実に評判が悪い割りには、結構面白がって見たものです

ま、我が家は伝統的に個性的な顔立ちの男優を贔屓にするようで
母ちゃんも私も

ポール・ジアマッティが好きなのもありましたが
ちょっと妖しげなロリータコンプレックスとプラトニックラブという

実に思わせぶりな深層心理を忍び込ませて気を惹いていたのが面白かったですね

クリーブランド氏本人は無自覚で
彼は、一部の人より教養があり且つそれをスタイルのよい中国系の女性にアピールしていた事が、見る者には気がつくようにして
かなりエエ格好しいの普通のオヤジだな、と
(´^ω^)
そんな男が本気で困っていたら
そりゃあ周りは気にしてあげるよなぁと、思いながら見ると

周りの男達も、どこかに夢を見たがったり
あり得ない出逢いを期待していたりする本性の発する仲間意識が

なんだか異様に硬い絆を呼んだんではないでしょうか
そう思うと、楽しいのでそう思うようにしました私も母ちゃんも
(*≧∀≦)ギャハハ

中国系の母親が伝説をスラスラと話せたりするし
怖いんだか弱いんだか分からん化け物が

あんまり意味を成してないし
一番やっちゃいけない

監督が自分で(右端)美味しい役を演じちゃうし
(-∀-)

確かに、(^_^;)\('_')オイオイが目立ちます

でも、なんか好きなのは何だろうと考えていて
昔、RPG型の小説を読んだ記憶が甦りました
物語の途中で設問が入り
○と思ったら P.53へ
△と思ったら P.58へと内容が選択で変わる小説版のゲーム

何でかな?あれ思い出した
最後まで見せなきゃ(読ませなきゃ)ならないから全体が御都合主義になっちゃってるという安っぽさが
妙に懐かしかったのかもしれません

クリーブランド氏がもう少しイヤな性格だったりすれば良かったかな?

映画批評家だけ嫌味なキャラにしたのも

嫌われた遠因かもしれませんね
(演じたボブ・バラバンも私の好きな俳優です…………禿ばっかりって言うな!)

実は「シェイプ・オブ・ウォーター」というタイトルを思い出そうとして、先に此方が浮かんで
じゃ、もう一回見てみよ♪
となりました

つまらなくはないと思いますが、他のシャマラン作品が好きだったり
甘いファンタジーに弱い人は、向いてないかもしれません

私は

シャマラン作品が他は嫌いで
甘~いファンタジーが好みなので、平気です
Ψ(`∀´)Ψケケケ