映画感想「空軍大戦略」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

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そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います

『空軍大戦略』

1940年6月

圧倒的な物量と電撃的進攻によってドイツ軍はフランスを圧倒
ダンケルク海岸から数十万の英仏兵士が身一つで撤退を余儀なくされました

13日パリ陥落。そして22日、降伏勧告を受諾し
フランスはドイツの占領下となります
ドイツの次の目標は、イギリス

その為の地上部隊を配備すると同時に、反攻を押さえ込むためにイギリス上空の制空権を奪取し、英国空軍が誇るスピットファイアを飛ばせなくしなければならない
こうして7月からドイツ空軍による飛行場や工場、レーダー施設などへの空襲が激化

防戦一方のイギリス空軍でしたが、その意気は衰えるどころかますます盛んで


ここに3ヶ月にわたるイギリス上空で繰り広げられた制空権争い
Battle of Britainの幕が切って落とされたのでした

私は多くの男性とは違って、戦闘機や戦車・戦艦といったモノに全く興味がないまま、ここまで生きてきましたが
いやあ、それでも実写で

これだけの戦闘機や爆撃機を揃え、しかもズラリとクラシックカーが出てくるんですから
マニアにはたまらないんでしょうね
(^ω^)

飽くまでもイギリス(連合国側)からみた戦闘の経緯ではあるのでしょうが
ドイツ側の油断や勇み足、無理などをイギリス側が決して見逃さずにチャンスへと転換させていった過程は

間違いないようです

ロンドン空襲のエピソードでは
本当にあったのかもしれない、住民が避難していた宿泊施設が直撃を受けて燃え盛っている場面が出てきて、切なくなります
どんなに勇敢でも逞しくても強くても

やっぱり戦争は嫌なものです

さて、若き日のマイケル・ケインやエドワード・フォックス

そして私が大好きな

ロバート・ショウと、英国スターがふんだんに出演していますが

女性将校として

スザンナ・ヨークも出ていて

何となくホッとさせてくれます

イギリスの敗戦濃厚な戦況を逆転に導いたとされる4ヶ月の空の闘いを
そうやって凌いだのかと、驚きも含めて見つめ直せます


(2017.7.7より転載)