あきくんとの楽しかった1週間は
あっというまに過ぎました。


もうすぐ旅行も終わるというある夜、

あきくんが
思いつめた表情で話をしてくれました。




「あゆみちゃんが
まだパートナーと切れてなくて、

あゆみちゃんの中で
そのパートナーが一番であることが
すごく悔しい。


離れてる間、
どうすればあゆみちゃんの一番になれるのかを
ずっと考えてた。

あゆみちゃんの話を聞いていると、

あゆみちゃんはいつも正直で、
あゆみちゃんの自由なところは
すごくいいんだけど、

同時にすごく怖い。

不安になるならやめればいいって思ったけど、

俺、
あゆみちゃんを好きな気持ち
止めらんねぇわ」




あきくんが
そんなふうに思っていてくれることが
嬉しかった。








確かに私の中で友基くんの存在は大きい。





彼は人としても男としても
本当にできた人だと思う。




あきくんがそれを超えることはないと思う。






でも、
私が友基くんとセックスできないのは
もう一生変わらないと思うし、

あきくんのことを
毎日少しずつ好きになっている。




だから、
私を信じて待ってほしいなぁ。