あきくんは私のどこが好きなんだろうか。






好きな人が好きだと言ってくれたら、

絶対に気になることだと思います。




「ねぇねぇ、私のどこが好き?昇天



よく訊きますが、

いつもはぐらかされて
はっきり答えてくれません。



ある時は、

「飯行ったときに、
この人めちゃ話合うなぁと思った」

と言いました。




それだけ?真顔







でも、

一緒にいると

あきくんの「好き」をいっつも感じて。



私だって好きだけど、
まだ
あきくんへの気持ちが
そこまで追い付いていない私は
すごく不思議に思う。




あきくんがでかけていたある日、

帰ってきた後に、
また訊いてみました。


「あきくんなんでそんなに私のこと好きなん?昇天

「なんでやろう」

「言えないんやちょっと不満

「言えるよ」





そこであきくんは黙ってしまいました。











まさか・・・身体だけとか?真顔








ずっと頭の片隅にあることですが、

それならそれで
「身体だよ」って
言ってくれてもいいんだけどな。




しばらく黙った後、


あきくんが呟いたのは




「本能」


でした。








あ〜。
だから特定の理由が思い浮かばないのか。





あきくんのやつは
本能というより
フィーリングなんじゃないかと思ったけど、




でもそれなら、



例えば顔とか性格とか、
ピンポイントで
好きなところがあったというんじゃなくて、


なんとなく波長が合うとか、
いいにおいがするから
何時間でもくっついていられるとか、


私のそういう感覚も
「本能」なのかもしれないと思いました。






うん、気に入った。


いい言葉だね、本能キラキラ





他にもいくつか言ってくれたのは、


「ありがとうを言ってくれるところ」


私は
あきくんが
いっぱい身体に触ってくれたり、
キスしてくれたり、
舐めてくれたりしたら、

「いっぱい気持ちよくしてくれてありがとうおねがい
って言うようにしています。



「こんなこと言ってもらったこと
今までにないんやって」


「もっとしてあげたくなる」


と言われました。







これからはもっと言おうと思いましたよだれラブラブ






でも正直、

これは
友基くんを真似して始めたことなのです予防




友基くんの息子さんを
たくさんかわいがってあげたら、

友基くんはいつも
「あゆみちゃんありがとうハートって
言ってくれました。




私もそれが嬉しくて、

だから、
恥ずかしいけど言ってみるようにしたのでした。






なので
これは言われてもなんとも返せませんでしたにやり











もうひとつは、

「今日家に帰ってきて、
あゆみちゃんが待ってくれてると思ったら、

いつもの俺なら他人が家にいるの嫌なのに、
今日は嬉しかった。

この人が俺と一緒にいてくれる人なんかな
って思った」


と言ってくれました。


すごく嬉しかった。










何年ぶりの心の平穏だろうか。



友基くんとも想い合って、
これ以上ないってくらい幸せだったけど、

あのときとはまた違う。


だって私は
彼の奥さんについて気にする必要が全くない。




彼はどんなときも私のことだけを考えてくれる。


今まっすぐ愛してもらえている。


私もこの人のために何かしたいと思いました。