友基くんが離婚したら、


同棲するかとか、

仕事はどうするかとか、



妄想を楽しんでいた私ですが。








離婚するか分からないって

どういうこと?凝視








あなた


今まで


そうなることを望んでいたはずなのに。



今まで

話の方向性がそっちに向かなかったから

進まなかっただけで、


ベクトルの方向が決まれば

友基くんは

積極的にその話を進めるものだと

思っていました。










友基くんは

いつも私に言っていました。


「あゆみちゃんは

あゆみちゃんの好きなように生きればいいよ」





責任がとれない段階では、

そんな一見突き放したような言い方は

むしろ好感がもてた。


離婚する気もないのに一緒になりたいとか

無責任なことを言われるより

私のことを考えてくれてると思えた。







でも。







これまで、

離婚が現実的になりそうなときに

一緒に語り合った妄想はたくさんあるのに。










それって。





結局友基くんにとって私は、


自分の意思で

なんとしても繋ぎ止めておきたい存在ではない

ってことだよね。







離婚の話が揺らいでも

そのまま流れに任せているということは。








私には、


あくまで

本当に離婚する運びになったときに

最終的に選べる選択肢のひとつ。





それぐらいの存在でいてほしいんだよね。










なんだかそれって、

大切にされてないよね。




運命の向かうがままに、みたいな。











私はもやもやしました。