長男ちゅう中学3年生(ADHD、自閉症スペクトラム)
長女あーちゃん中学1年生(恐らく場面緘黙)
次男ゆうたん小学3年生(ADHD、自閉症スペクトラム)の、3人きょうだいを子育て中です!
ちゅうの受験について書いたこの記事に面接が課題だったと書いていたのですが、その事について書いていこうと思います。
ちゅうはいつもと違う事、慣れない場や慣れない人に不安や緊張を強く感じてしまうところがあり、身体が固まって動けなくなったり声も出せなくなってしまう事があります。
支援級の中にはちゅうと同じような子もいるので、普通級より早めにスモールステップで面接の練習が始まり、
部屋の入り方を覚え、質問にも答える事ができるようになり、練習は思っていたより順調に進んでいきました。
↓この記事に面接の練習が始まった時の事を書いてます。
ただ、
問題はそこからだったんです…。
それまで順調だったのは面接官役が知っている先生で慣れているから、そして個別面接を想定しての練習だったからのようで、
ステップアップして面接官役が知らない先生になり、そしてグループ面接を想定しての複数人と一緒の練習になると、それまで順調だったちゅうは固まってしまうようになってしまいました。
何度か練習を重ね、たまに小さな声で受け答えができる時もあったけど、
あまり状況が変わらないまま時間は経ち、
やがて、
願書を出す時期がやってきました。
そして、
予期せぬ事が起こったんです。
ちゅうは入試を2校受ける予定でそのどちらの高校も面接形式がグループでした。
今まで面接が不安だと何度話しても大丈夫でしょうという姿勢だった学校側に
「このままの状況ではグループ面接は難しいのではないかという事になりました」
と言われ、
最初に受ける1校は、受ける予定の学科と似たような学科がある面接形式が個別の高校へ変更してみてはどうかと勧められるという事態に。
勧められたその高校も見た事はありました。
ただ「この高校にする」と決めて、過去問を繰り返し解いたりと既に動いてきていたので正直すぐに答えは出せませんでした。
願書提出の期限が迫っていたので時間はかけられないけど、
少しだけ時間をもらい、
家族会議を開き…
最終的に、その高校でも学ぶ事はほぼ同じだった為、安全をとって面接形式を個別で実施している高校へ変更する事にしました。
どう動いたらいいのか、何が正解なのか…そんなの分からないから高校変更はある意味賭け。
話し合って決めた事だったけど、突然の事だったので「本当にちゅうにとってこれで良かったのか」という感情があったのも事実です。
入試直前まで面接の練習は続きました。
本番が近づくにつれ緊張と不安が高まってちゅうはピリピリして、
わたしはただ見守る事しかできませんでした。
迎えた入試当日。
朝から
「高校の先生は落としてやろうって目で見てるんでしょ?忘れ物したら落とされるかも。コート着て行ったら落とされるかも」
とネガティブな事ばかり言っていて、
「そんな事ないよ。高校の先生はこの子はこの学校に合うかな?どんな子なのかな?って見てるだけだよ。忘れ物をしたとしてもそれだけで落とされる事はないよ。コートは寒いかもしれないから持って来て下さいって書いてあるから大丈夫」
と言っても不安は取れないようでした。
ただ、学校へ着くと周りの皆が緊張しているのを見て逆に冷静になれたみたいで…
と言っても緊張してお昼のお弁当を食べる事ができなかったらしいんだけど、
でも面接本番では何度も練習したおかげかしっかりと受け答えができ、
その高校は見事合格となりました
そして、その合格発表からあまり間を空けずに次はもう1校の入試に向け動いていきました。
その高校は第一志望。
面接形式はグループで、さらに口頭試問がありました。
続きます。
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