不登校の姉に爆発した次男 | うちの日常。~ADHD児育ててます~

うちの日常。~ADHD児育ててます~

3人きょうだい育ててます。
ADHD、自閉症スペクトラムの長男と次男。
そして学校へ行けたり行けなかったり、恐らく場面緘黙の長女。
毎日ドタバタ、そんな日々を描いてます。


    

長男ちゅう中学3年生(ADHD、自閉症スペクトラム)

長女あーちゃん中学1年生(恐らく場面緘黙)

次男ゆうたん小学3年生(ADHD、自閉症スペクトラム)の、3人きょうだいを子育て中です!


 

去年の話です。

 

 

あーちゃんが学校へ行けたり行けなかったりの状態になってから、少し経った頃、

 

ゆうたんがちょっとした事でイライラするようになりました。


言葉使いが強くなったり、周りに当たるようになったり…学校や放課後デイでも荒っぽい行動が目立つようになりました。

 

 

何となく、あーちゃんが学校へ行っていない事への不満からかな…と思ったけど、ゆうたんからその事に対しての言葉は何もなかったから、

 

ゆうたん自身がイライラしている事に気付いていないのかもしれないし、原因が分かっていないのかもしれない、


もしかしたら他に違う原因があるのかもしれない…そう思って、2人になれる放課後デイの帰りの車の中で話をする事にしました。

 

 

迎えに行き、車を走らせながら、

「ゆうたん。最近、イライラするなと思う事ない?」

と話しかけました。

 

すると

「ある。イライラするなって思ってる」

と返ってきました。

 

イライラしてる事は自覚しているんだ…


「イライラする原因はわかってる?」

と聞くと、

 

原因は分かっていない様子で…

 

だから、

「学校で嫌な事があるのかな?それとも疲れがたまってるのかな?」

と一緒に探す事にしました。

 

ゆうたんは

「これじゃない…そうじゃない…」

って考え始めて、

 

 


少し経って…

 


わたしが

「お姉ちゃんが学校へ行っていない事かな?」

と言うと、

 

「…ちょっとイライラする」

と返事が返ってきました。

 

 

「どうしてイライラするんだろうね?」

と聞くと、

 



「…学校行かないのずるい!」


突然大きな声で言いました。

 

 

ああ、やっぱりこれが原因だったんだ…

 

そう思って

「ゆうたんは学校へ行かない事はずるい事だと思ってる?」

 と聞くと、

 

「ずるい!お姉ちゃんだけ学校行ってない!いっつもお姉ちゃんだけ!」

とすぐに答えました。

 

「そっか。ゆうたんはそう思うんだね。でも休む事はずるい事じゃないよ」

 

「ずるい!いっつも行ってない!」

 

「ずるくないよ。お姉ちゃんは学校へ行きたくないと思ってるわけじゃなくて、行きたいと思ってるけど行けないの」


「…」


「心が疲れちゃって動けなくなっちゃったから行けないの。だからまた動けるように、また元気になれるように休んでるの。ゆうたんだって、行きたいなーと思っている所に行けないってなったらすごく辛いと思うよ。その気持ちを想像するのは難しいかもしれないけど、お姉ちゃんはずるい事をしてるわけじゃないんだよ」

 

あーちゃんが学校へ行けなくなった時、ゆうたんにはあーちゃんが行きたいのに行けなくなっているという事は説明はしていました。

 

けれど、小学2年生…ましてや、人の気持ちを考えるのが苦手なゆうたんがそれを理解するというのは難しかったと思います。

 

今話している事も全てを理解はできないだろうけど、でもお姉ちゃんはずるい事をしているわけじゃないという事だけでも伝わってほしいという思いで話しました。

 

そして、

「ゆうたんが学校へ行かない事をずるいと感じるのは、ゆうたんも休みたいって気持ちになる事があるからじゃない?」

と聞きました。

 

すると、

「うん」

と答えたので、

 

「ゆうたんもちょっと疲れちゃったな、休みたいなと思った時は休んでいいんだよ?」

と伝え、


「お母さん、毎日ゆうたんが頑張ってるの知ってるよ」

と言いました。

 

「学校へ行きたくないなと思っても学校へ行って、放課後デイに行かずに家にいたいなと思う事もあるだろうけど行って。何でお姉ちゃんは行かないんだろうと思いながらもずっと頑張ってきたんだよね」


「…」


「学校でも放課後デイでも頑張ってる。ゆうたんがいつも頑張ってるの知ってるよ」

 

そう言うと、

 

 

ゆうたんは泣きそうになりながら、

 

 

静かに、こくんと頷きました。



ゆうたんの心が


「僕だって行きたくないって思う事があるのに、お姉ちゃんは休んでずるい!」


「僕は頑張ってるのに!」


そう叫んでいました。

 

 


その後…色々な話をしました。



そして、イライラする事によってしてしまっている行動についても話をしました。

 

「もしどうしてもイライラして気持ちのコントロールができない、どうしようもないってなったら、それは周りにぶつけずにお母さんのところにおいで。お母さんが全部受け止めるから。ゆうたんの気持ち全部受け止めるからね」


そう言うと、

 

ゆうたんは

「分かった」

と頷きました。

 

 

この時のこの対応がこれで良かったのかは正直わかりません。

 

わたしが話した内容も、ゆうたんにとって理解できるものだったのか、伝わったのかどうかも分からない…

 

 

けれど、その後、

 

ゆうたんの行動や言動は落ち着いていきました。

 



学校へ行けなくなってしまってから頑張ってるのは、あーちゃんだけじゃない。

 

ゆうたんも頑張ってる。


皆頑張ってる。

 


もちろん、それは分かっていた事でした。

 

 

でも、

 

ゆうたんのその気持ちの全てを受け止めてあげる事ができていなかった。


分かっていた事だったのに、ゆうたんに悪い事をしてしまった…そう思った出来事でした。




子育てをする中で、


1人1人丁寧にしっかり見ていきたいと思う気持ちはあるけど、

 

現実はそうもいかなくて、


わたし自身が気が付かない内にいっぱいいっぱいになっていたり、


子供達に我慢させたり頑張らせたり、

 

そんな事ばかりで…。


 

この時はゆうたんが落ち着いてくれて、結果的に何とかなったけど、


同じような事がまたあるかもしれない、


これからもたくさん反省する事があるんだろうな…


と思います。

 


我が家の子供達はそれぞれに色々あって、


一気に全てを受け止められない時もあるけど、

 


少しづつ前に進んでいこう…


そう思います。


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