おはようございます。
きょうの東京世田谷は晴れ。暑い。
昨日は雨のち曇りでした。
ふとベランダを眺めると、白ゴーヤができてたーー!!
おお!おまえ、育ってくれてたんか~、と思った。
ありがとうって心の中でつぶやいた。
かわいいな
こっちはさらにミニミニゴーヤ
愛おしい。
毎年、夏の日よけのグリーンカーテンと思って、ゴーヤを育てているけれど、
ニガウリ、特に食べたいわけでもないので、いつも完熟しても収穫せず放置している。
観賞用なのだ。
今年は白いのにしてみた。
苦味ひかえめで食べやすい。
前に沖縄で見かけたけど、台湾では白ゴーヤが多いのだとか。
それにしても、あれだな、育った野菜を愛おしく思う。
ありがとうって言いたくなる。
ゴーヤと会話しようと思っているわけではないが、
育っているのを見つけた瞬間、おお!と驚くと同時に、育ってくれてありがとうと思った。
つまり命を感じているのだ。
人間は、人や動物だけじゃなく、植物にも命の息吹を感じるのだ。
植物を相手にしているのだ。
しかし、スーパーで売られている野菜(食べ物)には、命の息吹は感じない。
したがって感謝もわかない。
よって、廃棄することに違和感を感じない。
6月は食育月間。
食べもの残してはいけませんとか、フードロスをなくそうとか、企業の倫理を問う、とか
そういう道徳心とか義務では人の心は動かない。
育ってる途中経過を見ていると、かわいいな、がんばれよ、とか思って伴走している。
順天堂大学の研究では「アグリヒーリング」として、ストレスホルモン(コルチゾール)が下がり
母の赤ちゃんへの授乳や人とのふれあいで感じるオキシトシン(幸せホルモン)が増加することが報告されています。
:農作業体験や自然体験によりCortisol、α-Amylase が減少し、
Oxytocinが 増加することが確認され、農作業体験や自然体験はストレス軽減に有用であることを日本ストレス学会にて報告。
https://www.juntendo.ac.jp/assets/2.38.2019.pdf
そういや、きのうNHKでこんなニュースやってた。
日本の子どもや若者「自分自身に満足」57% 各国比で最低 | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240623/k10014489391000.html
政府が、日本や欧米の子どもや若者を対象に行った意識調査で
「自分自身に満足している」と答えた人の割合は日本では57%で、
前回より10ポイント以上、上がりましたが、各国と比べると最も低くなっています。
この調査は、政府が、日本国内に加え、アメリカ、フランス、ドイツ、スウェーデンの4か国の
13歳~29歳を対象にインターネット調査。
日本では「自分自身に満足している」と答えた人は57%
フランスの76%をトップに、欧米4か国はいずれも70%超え、日本は最も低くなっています。
また、「自国の将来は明るい」と答えた人は23%と前回より8ポイント下がり、
欧米4か国は50%~60%、大きく引き離され、最も低い水準です。
政府は、貧困対策や教育、就労支援の強化などを通じて、より多くの子どもや若者の意識が変わるよう努めていきたいとしています。
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なんで日本人は、日本の若者や子供は、自分自身を認める意識が低いのか。
その原因は、都市化にあるのではないか。自然や里山と遠ざかってしまった都市生活。
あるいは、画一的な教育や価値観。
ものさしがモノカルチャーだと個性の多様性は認めにくい。
日本人は、人の目を気にしがちだが、
人にどう思われるか考える時、それは受け身の姿勢だ。
一方で、野菜の世話をするとき、わたしは能動的だ。受け身ではなく自発的だ。
自発は、自立であり、自衛であり、自給である。
と考えると、
日本という国が自給力をあげれば、日本人の自己肯定感も上がる。
そのために、消費者という受け身でいる人を増やすのではなく、
生産に関わる人を増やすことが重要。
それが、トフラ―が第3の波で予測した「プロシューマー(生産・消費者)」だ。
日々の暮らしの習慣として、少しでも何かを育てたり、愛でたりして、
生産に関わる人が増えたら、自分の満足があがる。
そうした個々の満足の総意からしか、社会への、国への満足度、
幸福度は変えられないのではじゃないか。
ベジアナ