その昔、10年間、石川テレビにいたときに、能登の棚田オーナーになって

米作りを体験取材していた。

そのときに、棚田ってすごい、里山って美しい、これを築き上げた日本人ってすごい~

というのがきっかけで、

農業農村を取材するようになり、わたしはベジアナになり、農ジャーナリストになったのだった。

だから能登の棚田は、ベジアナの生みの親であり故郷である。

ずうううーーーーっとウォッチし続けていくからね。

 

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輪島の「白米の千枚田」の現状について、ようやく棚田の関係者に取材した記事が載りました。

「千枚田 よみがえる」ひび割れ無数 落石も

(中日新聞【石川】1月16日 更新)

 

今年の作付けは無理かもとする声と、

もともと、地滑りが発生しやすい地域にある棚田で、

これまでも地震や土砂災害のたびに形を変えて残ってきたという声もあり、再開の目途はわかりませんが、復旧を祈るばかりです。

 

 

 

中日新聞によると、「無数のひび割れや直径約1メートルの落石」があり、

「今年の米作りは無理かな」という声が載っていました。

 

もともと地滑り地帯に何百年も維持されてきた棚田です。

私たちも長期ビジョンでの復興を祈るほかありません。

 

2011年、「能登の里山里海」は、FAO(食糧農業機関)により国内初の世界農業遺産に認定されました。

日本海に突き出た能登半島の変化に富んだ海岸線に向かって、1004枚の田んぼが連なる「白米千枚田」はその象徴として、2022年度には451万人が訪れ、観光資源にもなっています。

 

11月に七尾市の和倉温泉で「農業遺産シンポジウム」があり、翌日のエクスカーションでは、

白米の千枚田を訪ねました。

その時の石川県の資料を紹介します。

 

枚数  :  1004枚(国の名勝に指定された枚数)

総面積 :  40051㎡ (畦畔を含めて約4ha)

耕作内訳:  個人245枚(3人)、公益財団法人670枚(うちオーナー田533枚) 

       地元JA121枚、地元酒造店4枚、休耕田18枚、畑36枚

収穫量 :  6000kg(10aあたり収量は300~360kg)

品種  :  コシヒカリ70% ノトヒカリ30%

 

 

この美しい景観は、耕作によって維持されているが、小さな田は機械による効率化が図れず、さらに

地元耕作者の高齢化が進み、今後、耕作活動を継続していくことが最大の課題。

 

昭和40年代から徐々に耕作者の高齢化などによる農業の担い手が減少し、棚田の荒廃が進み、

景観の維持が困難となってきた。

ボランティア制度や基金を設立。官民一体となって景観の維持が図られてきた。

これらの取り組みや文化的価値が評価され、平成13年(2001年)

 

 

 

 

2007年からオーナー制度をスタート。

現在は272組がオーナー会員となり、そのうち131組が関東在住です。

 

オーナー会員はお気に入りの田んぼを選び自分の標柱を建て「マイ田んぼ」(借地権、所有権は無し)とします。

耕作作業は年に7回(田起こし、あぜ塗り、田植え、草刈り3回、稲刈り)。

義務ではなく、都合の良いときに参加すればOK

耕作管理は白米千枚田愛耕会が行う。

 

①オーナー会員 会費3万円で  お米10キロ、マイ田んぼを持てる

②トラスト会員 会費1万5千円 お米5キロ 作業に参加できる

③企業会員   会費7万円   お米20キロ マイ田んぼ持てる

④特別名誉会員  なし     お米10キロ マイ田んぼ持てる 任期3年

 

特別名誉会員はこちら~~~

  • 現在7名

    ・ミスジャパンアンバサダー
    ・小泉進次郎氏(政治家)
    ・ちばてつや氏(漫画家)
    ・永井豪氏(漫画家)
    ・北京飯店(中国のホテル)
    ・森星さん(モデル)

  •  ・馳浩氏(石川県知事)

 

 

 

 

話変わるけど、10年前に朝日新聞に載ったインタビュー広告記事が出て来たのでシェア!

まったく今と言ってることは変わりませんねー。

加賀れんこんが好きすぎて、結婚したいぐらいだって!爆!

 

 

ベジアナあゆみ