2023ことし最後の出張は熊本でしたー。
玉名市にある家畜改良センターの「熊本牧場」は、
あか牛の改良と、種子の検定、飼料稲の研究などもしています。
鼻の先がミルクティー色
温厚な性格、
放牧にあう
よく食べよく太る
サシより赤身肉の旨み
聞けば聞くほどサスティナブル〜
あか牛は、和牛の一種。
いま全国にいる和牛のうち黒毛が179万頭。
あか牛は2,2万頭。1.3%ほど。
短角は0.7万頭。無角は0.2万頭。
霜降りの黒毛和牛ばかりでなく、ヘルシーな赤身を食べたい、牧草を食べて育った牛肉、
しかも国産、しかも増体がよい。
放牧に合い、草をよく食べるあごの形していて、性格温厚で、飼いやすく、病気に強い。
いいことだらけなのに、熊本では昔よりもあか牛が減って黒毛が増えていると言う。
なぜか???
結局、格付け評価により市場に出すと黒毛の方が高く売れるため、同じ飼うなら黒毛に、となる。
これ生産者の心情として自牧場の経営をよくするの当たり前だから、あか牛やめて黒毛に切り換える農家を責めるわけにはいかない。
でも、グルメや料理やエンドユーザーにはあか牛が求められている。ニーズがあるのだから、多少高くなっても増えれば買い取るマーケットがあればよいのに。
でも実際は増えない。
(あるにはある。が、少なすぎて希少になり、プレミアムの世界から逸脱できない)
おかしくないですか?
これが食と農の世界における七不思議。
コメにも似たような問題はある。
誰かが中間のブラックボックスで富も、利益も、ニーズも、情報も、搾取しているのか?
中間の業者も時代劇の越後屋のように悪意を持ってかすめとっているわけではなさそうだから、
答えは霧の中。
生産現場を変えるだけではだめで、
生産と食べたい人が直接結びつくことが必要だ。
畜産や酪農の世界は、産直がしにくい。
とはいえ、今のままではだめだろう。
(というような、生産と食の流通、全体のフードシステムを持続可能な視点で考えるのがアグロエコロジーだと最近知った。)
牛舎掃除の時間
パドックに放牧されて嬉しそう
スライディングしてる子もいて爆笑した
立ちひろし!!
国指定の文化財
明治時代の干拓事業
熊本牧場の方が案内してくださいました
旧玉名干拓施設
水門の構造がすごいらしい
玉名干拓の石垣は明治に開発され、国の重要無形文化財ーー!!
わたしがいたく感心していると、牧場の人はほとんど注目したことがないという。
でも年に一度の地域あげての草刈りデーには職員10人ぐらいでお手伝いしているんですって。えらい。
地域の草刈りってチームビルディング研修に役立つと思う。
社内の人員だけで向き合うより、地域に視線を向けて作業することでチーム一丸となれるし、外ととの関わりで気づくこともある。
草刈りって大変だーーという側面ばかり言われるけれど、うまく外との交流を意識すれば、やりようによっては有益。
あちこちの牧場行くたび、そんなことを考える。
あの有名な、「有明のり」ーーーー
家畜改良センター
熊本牧場
熊本空港で
あか牛丼食べました
赤身肉がおいしいあか牛食堂
よかよか
2290円
どんぶり
ちょっと高いけど奮発してみた!
熊本きたら
あか牛っしょ!
馬肉のお店もあり気になりましたが、
わたしは行きがかりじょう「あか牛」
14:45の熊本空港発
遅延で14:55発 ソラシドエアー
16:40 羽田空港着
からのー
東京駅に着いたのは、17:40
丸の内を歩いて〜〜
大手町、農政ジャーナリストの幹事会および
忘年会でした
今年一年
いろいろあったなあ
皆さまみんながんばったなー
みんなおつかれさまでした
残り少ないけどまだまだ
やることたくさん!!!
あと10日笑って笑ってがんばろうーーー!!!
ベジアナあゆみ