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東アジア文化都市~農村サステイナブルフォーラム・静岡に参加してきました。

静岡県から日本の農村の美しく品格のある魅力を考える。

感動したことたくさんあり過ぎて、書ききれないので写真だけアップ。

 

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農村には、農の営みとともに育まれてきた美しい景観や何世代も守り継がれてきた伝統文化など、

地域固有の資源があります。
現在の農村は、急速な人口減少や高齢化により、地域資源の継承が困難となりつつあります。

静岡県では、地域内外の人々がともに地域の将来を考え行動し、地域資源を継承する集落を

「ふじのくに美しく品格のある邑」として登録し、支援してきました。

取組み10年を超え、静岡県が東アジア文化都市に選定されたことを機に、

国内外に情報発信するとともに、海外から見た農村の魅力や継承のための手がかりを考える。

 

 

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美しく品格のある邑づくりから見える農村の可能性と題して、

IGES 公益財団法人地球環境戦略研究機関 理事長
ふじのくに美しく品格のある邑づくり推進委員長 

武内和彦先生の講演

 

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SDGsでなにより大切なのは、自然資本。つまり環境なくして社会と経済は成立しないというもの。

ストックホルムのヨハンロックストロームさんという科学者が提案したウェディングケーキモデルの考え方ですが、このもととなる「プラネタリーバウンダリー」の翻訳監修こそ、武内和彦先生とIGESです。

 

武内先生のご講演YouTube

 

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東アジア文化都市の開催に合わせて、中国、韓国、ケニアから世界農業遺産の専門家、研究者が来日。

地域で活動する美しい邑の表彰も。

まさに、グローバルとローカルの融合。

 

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八木信行先生のモデレートで国内外5名のパネリストによるディスカッション

 

【持続可能な農業・農村の目指す姿】 

・コーディネーター 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 FAO世界農業遺産科学助言グループ委員 八木信行 先生

・パネリスト ミン・チンウェン/イ・ユジック/ヘリダ・オイエケ/依田真美/深澤準弥

 

 


メモとしてキーワードだけ記しておくと、
参加、ツーリズム、関係人口、ニューコモンズ、コミュニティ、地域の結束、FAOとWTOの価値観の違い、
都会と邑、都邑計画、都市農村交流、田園都市、
ニューツーリズム、訪問ではなく参加、
中国の美しい田園10のモデル、美しいレジャー村
国民的ツーリズム
ふじのくに美しく品格のある邑づくり
世界農業遺産 FAO GIAHS IGES

 

 

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先生がた、お疲れ様でした。

 

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八木先生のスライドより。

WTOとFAOでは、そもそも価値観が違う。

 

WTO(世界貿易機関:World Trade Organization)は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果1994年に設立が合意され、1995年1月1日に設立された国際機関です。WTO協定(WTO設立協定及びその付属協定)は、貿易に関連する様々な国際ルールを定めています。

 

国連食糧農業機関(FAO)は、すべての人々が栄養ある安全な食べ物を手にいれ健康的な生活を送ることができる世界を目指しています。

FAOでは①飢餓、食料不安及び栄養失調の撲滅、②貧困の削減と全ての人々の経済・社会発展、

③現在及び将来の世代の利益のための天然資源の持続的管理と利用、を主要な3つのゴールと定めています。

現在、約3,400人の職員がイタリアのローマ本部や130カ国以上の国や地域で、目標実現のために活動しています。

 


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八木先生の話、WTOとFAOでは、農における価値観が違うと言う話。
WTOは経済重視、FAOは社会重視、食料安全保障重視、よって、田んぼの価値をコメの値段でしか見ないWTOと農村の社会、コミュニティを重視するFAO、国際機関でも価値が違う。世界農業遺産は、FAOの考えから生まれたSDGsと源を同じにする考え方。

https://www.youtube.com/live/q1eYQw7Huik?si=GPPma6mNq5A7NJNp

 

 

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持続可能性、サステナビリティとは、経済、環境、社会のバランスをさす言葉

 

というのにもグッと来た。

 

 

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中国、ミン先生のスライド

【事例紹介】 「農業遺産の保全が美しい村の建設に貢献:中国の経験」

中国科学院地理科学・自然資源研究所、中国自然文化遺産センター副所長

 東アジア農業遺産学会(ERAHS)共同議長 ミン・チンウェン 先生

 

中国の美しい田園づくりには10のモデルがある。

 

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訪問ではなく参加

 

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参加する観光に取り組む理由

「日本の農村の魅力を共有する、多様な参加の形」 

相模女子大学教授 日本で最も美しい村連合理事 依田真美先生のスライド

 

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中国の美しいレジャー村

農業農村の経済の発展と、都市住民、農村住民の双方の消費ニーズを満たす

 

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新しい社会主義の田園地帯

 

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中国の美しい田園、美しい村づくりの制度は、2005年以降、

形を変えながらずーーーっと続いてきた

 

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中国の美しい田園づくりには10のモデル

 

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松崎町、持続可能なまちづくりへ

「日本で最も美しい村 松崎町の持続可能なまちづくり」

 松崎町長 ふじのくに美しく品格のある邑づくり連合副会長 深澤準弥 町長のスライド

 

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最後に出された宣言がすばらしかった。

一部です。

農的関係人口の創出、拡大。

国民的ツーリズムを推進する

 

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日本と東アジアの多くの国々で共通していること

農村が有する伝統文化や美しい景観

 

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ベジアナも司会で参加させていただきました。

 

 

 

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おまけ。

恒例の朝ウォーキングは、駿府城へ~。

ホテルから往復50分。ちょうどよい距離でした。

武内先生、永田先生と。

ありがとうございました。

 

 

 

 

ベジアナ