日本じゅうの農村を旅して感じるのは、日本人の半分は山岳民族なんじゃないかということだ。
平野部に人口が集中したのはせいぜい昭和からこっち100年ぐらいでそれまで人々は山あいの傾斜地でいかに食料を生み出すか知恵を絞り、技を編み出してきた。
としてSDGSと合わせて再評価されているのを見ると、やはり戻るべきところへ回帰していくのが持続可能ということだと思えてきます。
傾斜地どんだけ〜〜〜
と叫びたくなるつるぎ町貞光、その名も猿飼集落。
この日も猿が何十頭も集団で移動していた。
獣と同居するのはここでは今に始まったことで話ありません。
土地の歴史と自然と共生する知を合わせ持つ山の暮らしに学ぶことは多い。
米が取れないので、そばを粉にせず粒のまま雑炊にするそば米雑炊。
煮干しの出汁が効いて山の野菜具沢山でそば米のつぶつぶ食感食べ応えあり、おいしいこと。
連れ添って55年、西岡田さんに夫婦二人三脚の山の暮らしについて伺うと、そばをまくのも刈り取りも1人ではできない。
もう片方に持ってもらわないと防鳥のテープも張れないと話してくれました。
私達のために、せつこさんがそば米雑炊を作って下さった
せつこさんがお椀によそうと、すっとお盆を持って運ぶのは西岡田さん。
昔の男の人は家事を手伝わないなんていうのは嘘だと思いましたね。
手伝うなんて消極的なことではない、そこには主も従もない、誰かがしないと次に進めない。
とても理に適った動き方に見えた。
今年は国連による #国際雑穀年
#millet
土地の特性に合わせて食料生み出す仕組み(適地適作)がいちばん強く、ゆえに育まれたのが地域文化であり食文化
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傾斜40度のそば畑にて 世界農業遺産の旅 ベジアナ