世界農業遺産!GIAHS

清流長良川の鮎ー

川から鮎をはじめとした恵み(食料)を頂き、
感謝を込めてまた川を大切に守る。

そうした自然と人の長い長いながーーい繋がりは「里川」と呼ばれ、自然や生き物を活用することで人も生かされるWin-Winの関係をsustain(維持)してきました。























鵜匠の杉山雅彦さん

鵜(う)の生態を生かして鮎漁をする鵜匠さん
宮内庁の式部職鵜飼という皇室お墨付きの職業!
家の庭に鵜の小屋があり、20羽以上全部の特徴、性格を分かった上で毎日漁をともにするスタメンを決めます。


人が自然(生き物)を生かす知恵、どんだけー!
チャップリンも絶賛する鵜飼(岐阜市)。

そして上流では、
縄張りを守る鮎の習性を生かした友釣り、
「長良川あゆパーク」(郡上市白鳥町)は、魚のつかみ取りから塩焼き、様々な体験メニュー盛りだくさんで小中学生の体験学習からファミリー層まで人気!
天然の鮎の塩焼きはサイコー!香りがいいー。
麦島 洋介さんの長良川愛❤️、明るく地域資源を生かす希望あるお話、
長谷川プロの鮎釣りのすご技!鮎の行動を熟知する知識と技に感動ー。

日本全国15地域あるジアス(世界農業遺産)を訪ねていますが、
今回の「清流長良川」は、農業のように生産者の所有ではなく、まさにSDGsの基礎となる「自然資本」そのもの!
みんなの共有財産であり、その分広がりや関わりも上流から下流まで様々で、とりわけ産業のみならず
環境、観光、教育、文化的な要素を感じました。
環境か、経済か、ではなくて、
環境を守るから社会も経済も人の活動が営まれる。
ローカルSDGsにもピッタリな教材になると思いました。




日本農業新聞に書きました(10/2付)



それでは、ここでタラタッターー世界農業遺産ふしぎクイズー!


Q、長良川の鵜飼は1300年の歴史を誇り、鵜匠は毎年8回皇室に鮎を献上していますが、
鵜飼漁の大切なパートナーである「鵜」は、
どのようにして鵜飼の鵜になるのでしょうかー?
A.長良川上流の特別保護区で飼育したカワウを用いる
B.別の場所から調達するウミウを用いる
C.カワウとウミウを交配させ多様な種を繁殖している
さあ、ABCどれかわかりますかー?
わかったあなたはジアスツウー!
コメント、感想お待ちしまーす。

by世界農業遺産マニア、ベジアナ・ジアスアナ鮎