昨日のつづき。

コロナ陽性になりちょっと表現し難いほど地獄の苦しみだったとブログに書いたら、

多くの人が読んでくれたようだ。

自分でも症状が誰にも理解されない間、相当苦しかったので、もし何かの役にたったら幸いと思い、

ここに経過を記録します。

 

コロナの症状が「急性上咽頭炎」に酷似していたわけだが、

回復したいま、結果的に、

コロナ(オミクロン)の症状のためだったのか、「急性上咽頭炎」も併発していたのかは、わからない。

 

でも感染と同じ時期に喉を酷使するしゃべる仕事してる人とか、

咽頭炎になりやすいとかあるかもしれない。それこそアナウンサーとか。しゃべる仕事してるひと。

多くはないけどいるんだよ。

しかし本当に、医者に理解されないことがこんなに苦しいと初めて知った。

「今のコロナは喉に来るんです」、の一言では済まされない激痛だったのだ。

 

数日間、かなりあれこれググッて検索したが、自分の症状と合致するぴったりした症例が出てこなかったので、

ここに記録。

 

 

0日目 夜中に悪寒

 

①日目 悪寒、だるさ、関節痛の自覚症状

午後、電話で予約して近所のHクリニックへ

細いこよりの先に綿棒状のものが付いたあれ(結構長い。20㎝ぐらいに見える)を鼻の奥に入れて検査。

喉がむせかえり、マスクを抑えながらゴホゴホする 

「陽性」

アセトアミノフェンをもらう(解熱と関節痛)

この日の症状は軽く、仕事のキャンセル連絡で一日終え、うどんを普通に食べる。

よりによって講演続きの予定で、講演会2つとシンポジウム1つをやむなくキャンセル。

いずれも多大な迷惑をかけたが、コロナなのでどの先方も嫌な対応はなく、むしろ気遣うやさしい返信を頂いた。

 

②日目

昼前ぐらいから喉の痛みが始まる。

ここから生き地獄の3日間が始まった。 

しかし気づくと、Hクリニックはきょう午後は休診。何かあったら電話してと書かれた番号へ電話しても、既に出ない。

明日まで待つには、喉の痛みが激化。もらっていたアセトアミノフェン飲んでも喉の痛みは全く効果なく、

じっとしていられず、病院を探す。

 

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上咽頭の位置は、扁桃腺と違って、肉眼では見えにくいらしい。。。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

この時思い出したのは、2年前、

2020年11月、「はじめての咽頭炎」(上咽頭炎)事件。

 

じつはこの時も、冒頭のコロナ対応している内科Hクリニックへ行った。

 

しかし喉が痛いのに「扁桃腺は腫れてない」と言われ、通りいっぺんの処方をもらう。

 

翌日、のどの痛みが全く改善せず激化。

土曜だったため、休日診療の内科へ行くが、またも、「扁桃腺は腫れていない」と同じ反応。

治るどころか悪化。

喉がこんなに痛いから炎症はあるはずなのに、炎症はないと言われる。

土日をはさんだため、結果的に、初診から5日目。はじめて「A耳鼻咽喉科」へ。

 

A先生(女性)、「喉の奥に浮腫ができて気管がふさがる直前=咽頭炎、大きな病院に行ってもらうかもしれないが

ともかくステロイドの強い薬使います。呼吸はできていますか」とのこと。

 

ネブライザーという吸入器で、気管支へ直接薬を噴霧。

ステロイドのプレドニンを霧状のものを喉へ直接吸入。

 

「3時間後に電話しますから、経過を教えてください、それ次第で病院紹介する」との緊急性のある話しぶりでした。

 

その後、みるみる劇的に回復した

ということが2年前に起きていた。

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その時分かったことは、内科医には咽頭炎は気づいてもらえない、ということ。

扁桃腺は肉眼でわかるが、咽頭炎は喉の奥というか、ちょうど死角にあたり、それを目がけて診ようとしないと気づけないのだ。

でもA先生は、木のさじを舌に充てて覗いただけですぐ咽頭の炎症に気づいたけどね。。。

5日間の間に内科医2人と耳鼻咽喉科医1人、合計3人の医師の診察を見比べたので、

素人なりに、内科医では気づけないのだろうと思った。

 

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ともかく、わたしのオミクロンの症状は、2年前の「咽頭炎」のときに酷似していた。

 

唾を飲むのも激痛。

水を飲みこむのも激痛。

なにもしなくても痛い。

唾をのむたびに、ガラスを粉々に砕いたものを飲み込むような激しい痛み

もう唾を飲み込みたくないために、飲まずに済むよう、

ティッシュペーパーに包んだり、台所のシンクにはきに行ったり、

ともかく悶え苦しんだ。唾を外に吐き出すと水分もなくなると思い、

涙を流しながらアクエリアスをまとめて何度か飲んだ。泣くほど激しい痛み。

何度か救急車を呼ぼうかと思い、119番のことを考えていた。。。

 

2日目の続き

そんなわけで一番の頼りはA耳鼻咽喉科だったのだが、

電話すると、コロナ対応していないと受付電話であっさり断られる。

 

それ以上何も言えず、ほかを探す。

 

コロナ×咽頭炎で、かなりいろんな検索をしたが、

コロナの後遺症に咽頭炎がみられる、という記事はあったが、併発は見当たらない。

後遺症じゃないんだよ、事件はたったいまわたしの喉の奥で起き、炎症が燃え盛っているのに。

調べた限りでは、

コロナの自宅療養1週間が明けてからでないと、他の病院へは診てもらえない。

つまりわたしの今現在の喉痛を診察してもらえる耳鼻咽喉科へ行く手立てはない!ということだ。

この悲痛、激痛をおとなしく1週間我慢するのは、あり得ないことだった。

 

 

世田谷区のHPに「コロナ対応の病院の一覧」はあるが、

耳鼻咽喉科を見つけることができず、ともかくその日、午後からやってて、来てもよいと言われた

Nクリニック(内科)へ。

 

Nクリニックの先生に、前にやった咽頭炎の気がする、と前回のA耳鼻咽喉科のときの「くすり手帳」の処方を見せると、

「こんな強い薬、使わない方がいい」と言われる。

いや、尋常じゃないからここへやって来たんですよ、、とは言えなかった。。。

明らかに炎症が悪化しているので、抗生物質が欲しかった。

前にもらったステロイドを処方してもらいたかった。炎症が膨れ上がり、緊急事態なのだ。

 

そして医師は、やはり木のさじで、喉を見て、「扁桃腺は腫れてない」・・・

 

違うんですよーーーーー

 

と、言えなかった。。。(自分が弱気で悪いのだが、言えなかったのだ。。。)

 

男性特有というのか、威圧的とまではいわないが、こちらの言い分を聞く姿勢がなく、

コロナは心配することない、といわれ、

まったく、とんちんかんに思えた。

 

でも咽頭炎に似ているという話をしたとき、助手の女性が、もう1本、木のさじを先生の机の上に置いてくれたのを、わたしは見逃さなかった。

よく喉の奥をみてほしいーー。

しかし、N医師は、2本目の木のさじを持つことはなく、診療は終った。

こういうときに、意思表示のできない自分に嫌気がさしながら、

内科医はだめだと、あきらめていた。。

 

わたしは絶望していた。

あの感じでは、改善する薬はもらえない。

喉のここにまちがいなく、爆発的な炎症を抱え、おそらく化膿もしていると、

これほど自覚症状があるのに。

今のコロナは喉に来るといわれるが、尋常でなく

引きちぎれるほど痛いから、わざわざ、別の病院へまでこうして来たのに。。。

中途半端な、漢方(コタロー桔梗石膏)と、喉の痛み抑え(トラネキサム酸)の薬のみもらう。

 

この日は、もう絶望し、久しぶりに不眠症の薬を飲んだ

痛みで眠ることさえできないのだ。

 

おまけに、保健所から電話があり、症状や薬はなにかと問われる。

ハーシスというのに登録して入力している情報がうまく伝わっていないらしい。

初日に発注した食料一式やパルスオキシメーターは3日目なのに届いていない。

 

薬が全然効かず、その夜にコロナ対応してくれる耳鼻咽喉科をやっと探し出し、

M耳鼻咽喉科へメールする。 

 

③日目

翌日の朝8時半、病院の開業前、M先生(女性)から電話あり、電話で診療。

 

電話に出た自分の声に驚く。声がかすれて出ない。

 

以前かかった「咽頭炎」のことと、ネブライザーの処方箋を伝え、くすり手帳の中身を読み上げ、

この抗生物質(プレドニン)ほしいと伝えて、電話を切る。

 

3時間待った。。。

11時半、やっと薬局から連絡あり、ようやくM耳鼻咽喉科の薬局へ取りに行く。 

欲しかった抗生物質「プレドニン」2日分やポンタールをもらう。 

 

その夕方、保健所の看護師から電話、もう声が出ない。

 

プレドニンに期待したが、昼と夕方では効果の気配がまだない。

夜にかけ直してもらうことにする。

 

昼に続いて夕食後のプレドニンを服用。

食事といっても、喉が痛いだけなので豆腐を2きれほど泣きながら飲み込む。

 

19時過ぎまた保健所から電話あり、薬や症状を聞かれる。

こちらはしぬほど激痛なのに、おそらく報告書を書くための質問の数々に応えるのに

疲れ果てる。。。

わたしの知りたいことも、要望もまったく質問してくれない。

看護師だと名乗っているが看護はどこにあるのか?

話が通じず、アンケートの空欄を生めるような質問が続くのに嫌気がさし、

もう相手の問いに話を合わせるのは無理なので、

 

「あのぅ、、、た、助けてください。」と伝える。

 

わたしは咽頭炎だと思う。

ネブライザーで前は助かったと伝える。

耳鼻咽喉科へ行きたいと伝える。

 

すると、入院を検討したいが、命に関わる人優先だからといわれる、、

ただ、

医師に直接診て欲しいことがやっと伝わった。

 

ネブライザーの訪問治療はできないと言われるが、

ともかく、

耳鼻咽喉科の先生に咽頭炎の患部さえ、診てもらえばわかると伝えた。

 

わたしの状態が、よく耳にするコロナの症状ではなく、喉の激痛が尋常じゃないことは伝わった。

 

保健所の看護師は「上席の者と話します」と一旦、保留になった。

その後、

訪問ドクターの手配はできるが、何時になるかわからない、

医師が決まった時点で、また一から電話あり、問診されるという。

 

保健所の看護師との電話やりとりは、すでに40分。

もうこれ以上、質問を繰り返し、喉を使うと本当に血が出そう。

 

また、耳鼻科医を指名はできないといわれ、

内科医に深夜にこられても、また元の木阿弥、期待できない。

 

喉が引きちぎれそうで、夜遅くになってまた一から問診で話すことは無理だと思い、

今夜は訪問診療は不要、明日の容態でもう一度考えたいと伝えた。

 

電話を切ったら44分であった。

喉を酷使して痛みが激化し、涙がとまらず、

不眠の薬を飲んで寝る。

 

深夜1時に目が覚め、回目のプレドニンを服用。

朝昼晩の服用だが、翌朝まで待てなかった。

 

4日目

 

 

起床。

喉は痛い。しかし、

我慢できる痛みである。

我慢できる。

オミクロンは喉に来るというが、これぐらいの痛みならわたしだって泣いたりはしないのだ。

 

これだー!

昨日正午に飲んだプレドニンの効果は、18時間必要だったのだー!

 

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5日目

 

すぐに咳き込むのと、痰のかたまりが出る。

化膿していた証拠である。

まだ喉は痛いが我慢できる。

 

6日目

 

痰はほぼなくなり、咳き込むのはまだ続くが、

のどの痛みはほぼ解消。

ゼリー、うどん、なんでも食べられる。

 

いまこここです。

 

ともかく、きつかった。

あり得ない苦しさでうつ病が再発しそうだった。

 

これは、コロナ・オミクロンの症状なのか、

咽頭炎だったのか、病名や合併の有無はわかりません。

ただ、いろいろ毎日ググッていると、

喉の酷使で咽頭炎は起きること。

ウィルスが喉に転移したとかどういう動きなのかはわからないが、

ともかく先週、わたしの身に起きたことです。

 

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これはコロナとは関係なく、、慢性上咽頭炎の症状。

 

ともかく、コロナと咽頭炎の併発は、記事では、見つからなかった。

 

というわけで、結果的に、

わたしは

コロナ(オミクロン)だったのか、「急性上咽頭炎」も併発していたのかはわからない。

だけど、ともかく、他の人のコロナ症状に比べて喉の痛みが尋常じゃなく、

以前経験したことのある咽頭炎とほぼ同じで、薬も咽頭炎用のステロイドのプレドニンで初めて効果があった。

かなりあれこれググッて検索したが、そういう報告のぴったりした症例が出てこなかったので、

ここにしるしておきます。

 

まじしぬほど辛かったので。

この数日間でわたしの身に起きたこと

 

 

ベジアナ@あゆみ