今日のお勉強覚え書き
世界中で「ウェルビーイング」という概念が注目されています。
ウェルビーイングとは、直訳すれば「良くあること」。
会社や組織のあり方、個人のワークライフバランスが見直されるなか、ビジネスの場で使われる機会も増えています。
世界保健機関(WHO)憲章の前文では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることを言います」とあり、ウェルビーイングを「身体的、精神的、社会的にすべて満たされた状態」と定義しています。
また、米国の心理学者マーティン・セリグマンは、ウェルビーイングには5つの要素があると唱えています。
主観的幸福感(Well-being)の5領域
5要素の頭文字を取って「PERMA理論」と呼ばれます。この理論でのウェルビーイングとは、「持続的幸福感のある、健やかな心の状態」とされています。瞬間的な幸せではなく持続的な幸せという点が、ウェルビーイングを理解するポイントです。
わたしなりに解釈すると以下の5つ
☆ポジティブ、楽しい
☆没頭・無心・一心不乱、一生懸命
☆関わり、コミュニティ、コミュニケーション
☆生きる意味、生きがい
☆成功体験、達成感
世界的にも低い日本人の幸福感
日本では「持続的な幸福感」を得られている人が少ないというデータがあります。
国連のThe Sustainable Development Solutions Network (SDSN)が米国ギャラップ社のデータを基にまとめた「世界幸福度リポート2020(World Happiness Report 2020)」によれば、日本の幸福度は153カ国・地域中62位。2018年の54位、2019年の58位からさらに後退しています。なお、上位は北欧諸国が占めています。