99.999%輸入依存だった肥料高騰で、国やJAも下水・汚泥処理で肥料を作る方向を示した。

輸入=安いと国内資源活用せず無視してきた結果、肥料不足に。

ベジアナの畑のちからSDGsラジオ!

うんこは資源!究極の循環型堆肥ウンコロジー入門 

命は排泄と摂取の循環伊沢正名さん

 

 

 

ベジアナの畑のちからSDGsラジオ!

うんこは資源!

究極の循環型堆肥 ウンコロジー入門 すべての命は排泄と摂取の循環の仲間ノグソフィア主宰 糞土師@伊沢正名(いざわ まさな)さん 

 

1950年 茨城県生まれ 

20歳で自然保護運動を始め、

「本当の自然保護」とは何かを考える中で、 

23歳のときに、菌類・キノコが動物のフンを分解して、土に還ることで循環する働きを知って、ウンコの存在に注目。 本来、土に還るべき大便が、自然のサイクルから排除されていることに疑問を感じ、1974年、24歳のときから、信念を持って「意識的野ぐそ」を始める。

 キノコ、コケ類専門の写真家として、14冊もの写真集や本を出版したのちに、 

40歳で、葉っぱで拭き水で清める「伊沢流インド式野糞法(正しいノグソのしかた)」を確立。 

56歳で写真家を辞め、糞土師を名乗り、糞土研究会を設立。 

2007年から野糞跡掘り返し調査をして、ウンコの分解過程と新たな命の誕生を解明。 

糞土研究会「ノグソフィア」を主宰されています。 

 

主な著書・共著書 『キノコの世界』 あかね書房 『日本のきのこ』 山と渓谷社 2008. 『くう・ねる・のぐそ』 山と渓谷社 2013. 『うんこはごちそう』 農山漁村文化協会 2017. 『葉っぱのぐそをはじめよう』 山と渓谷社 2019. 『ウンコロジー入門』 偕成社 

糞土研究会「ノグソフィア」HPより 

 

じつはウンコは、大切な命の源=地球の宝であり、時にはとてつもない力を発揮する素晴らしいものなのです。 本物のエコロジー=地球にやさしいとはどういうことなのか、また、生き物として人の生活はどうあるべきかなどについて、野糞歴47年の糞土師が、ウンコや野糞を通して発言していきます。さらに、正しい野糞の仕方やその楽しみなども紹介します。 偏見を捨ててウンコを科学し、野糞を哲学して、本物の豊かな生活を目指すのが目的です。 

 

Q、なんでお話を伺おうと思ったか 

江戸時代~昭和初期まで、人の糞は「畑の肥やし」。

 「金肥」という言葉がある。江戸時代、人口が増えて農業が盛んに、「肥やし」がお金で取引。 牛や馬の家畜のフン、イワシなど魚の骨、アラ、人の糞尿も肥料。 人の多い都市近郊の農村では,人の糞尿を下肥として購入した。 金肥価格が高騰すると,農民は値下げ運動をおこし,商人の家の打ちこわしまでしたほど。フン=土づくりに欠かせない希少な肥料。 いま、農業の世界=酪農や和牛の畜産農家=牛ふん堆肥、トリの鶏ふん堆肥 でもうまく近隣の畑の農家とマッチングできれば、牛ふんは=窒素リン酸カリ=「宝」に=行き場がないと産業廃棄物 循環型の社会、経済、農業 家畜のふん=大きな問題 畜産農家にとっても、大量の牛のフンを毎日集めて掃除、堆肥小屋に移動、発酵 大変な労働力。広い牧場があれば放牧できる。 全国で放牧している農家は10~15% 牛のふんの問題をテーマ。 

85%~90%は牛舎で飼う=牛糞たい肥を、ほかの農家の畑にまかないと行き場がない。 食べ物のこと考えるなら=出すもののこと=排泄の問題を考えよう。 

Q なぜ糞土師になったか?  糞土思想って何? 

A 本当の自然保護って何か・・・

 『カラー自然ガイド きのこ』(保育社)という本で、動物の死骸やウンコを分解して土に返す菌類の役割を知り、菌類の働きを守ることこそが本当の自然保護になると学んだ。

 

 Q 課題は? やれる場所選び? 分解する時間  

Q ルールは?(穴を掘るなど、枯れ枝、1年間)

 

伊沢正名さんのリクエスト曲は 森山直太朗/「うんこ」 

なぜこの曲を? 直太朗さんは、私の講演会に何度か来ていただき、タモリ倶楽部に出たときも一緒でした。 

 

Q 課題は? 正しいのぐそとは。のぐそにも流儀がある。 巻き物登場~~ 「場所選び、穴掘り、葉でふき、水仕上げ、埋めて目印、年に一回」 PRまたは告知 『くう・ねる・のぐそ』 、『うんこはごちそう』、『葉っぱのぐそをはじめよう』、『ウンコロジー入門』などのぐそに関するご本 ノグソを科学的に、哲学的に考える糞土研究会「ノグソフィア」HP 

 

ノグソをみんなでやりましょうという話ではない。

 社会運動の一環。社会生活におけるルールは重要。ご自身でも取り決めがある 伊沢さんのアクション=わたしたちの暮らしを考えるきっかけになることが大事。 

登山、ハイキングする人は、「お花摘み」 モンゴルで野ションを経験したこと思い出しました。 

遊牧民はそもそも草原にする、正式なスタイル 広大な面積に、人がときどきする、適正規模なら環境負荷にならないのかも

 

 この番組(音声)は、

2021年の1月にJA世田谷目黒の提供により、 エフエム世田谷で「ベジアナの畑のちから・らららラジオ」と題して放送しました。