昨日は「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会」でセミナーが埼玉県三芳町ありました。
世界農業遺産はFAOが認定するもので、GIAHS=略して「ジアス」と呼ばれます。
協議会の会長である三芳町の林町長は、ご自身が江戸時代から続く「はやし園」の農家でもあり、SDGsとも重なるジアスの考え方を実践され、みどりの多い三芳町をフォレストシティ構想として、自然、環境、食と農、文化を合わせた地域づくりを進めておられます。息子さんの営むpizzaレストランは大人気!
会場には、川越市長、ふじみ野市長、JAいるま野の大木組合長をはじめ、実践農業者、女子栄養大学や市民の皆さんも参加して、リアルとオンラインで開かれました。
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は現在、国内版の
#日本農業遺産の認定 を受けていますが、
世界基準である国連食糧農業機関(FAO)による「#世界農業遺産」への認定を目指し、審査を待っているところです。
東京から30キロ、大都市近郊の農業遺産としては貴重なエリアです。
江戸から続く循環型農法の取組みは、「武蔵野」という原村政樹監督のドキュメンタリー映画にもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7gktX6lB-gs
原野で栽培に適さなかった土地を、江戸時代から360年ものあいだ、農家が十何代にも渡って落ち葉を集めて堆肥にすることで土壌改良して、ふかふかでおいしい野菜やサツマイモが育ついい土に改善していったのです。
輸入依存だった肥料の高騰でいま国内農業は大変ですが、地域にある平地林という資源を循環させて土壌改良する方法は、これからの日本農業にとっても目指すべき指針となる知恵と技術を含んでいます。
いも街道には29も軒の農家が軒を連ね、サツマイモの直売をして、この時期はおおにぎわいです。
https://www.facebook.com/santomeochibayasai/
3軒の農家グループ「三富落ち葉野菜研究グループ」では、25年前から、地域住民に声をかけて落ち葉を集める体験会を催しています。
落ち葉はき!参加したい人集まれー!
昨日は「ここがすごい!武蔵野の落ち葉堆肥農法」と題してわたしもお話させていただきました。
落ち葉はき集めや体験をしたことある人~?と聞くと、
50人ぐらいいたうちの、手を挙げてくれたのは3分の1ぐらいでした。
みんなもっと落ち葉はき体験したらいいのにー-!!
楽しみながら武蔵野の落ち葉堆肥農法の知ることができ、親しみを持ち、自分が関わった畑のイモや野菜だから買いたくなって、自然とCSA(コミュニティがサポートするアグリカルチャー)の体制が生まれます。
これからは、参加することがインセンティブになるナッジ理論、
ソーヤー効果、ゲーミフィケーションなど楽しい参加型で地域がチームとなって農業を支えることが大事だと思いました。
世界農業遺産(GIAHS=略して「ジアス」と読む)協議会は、
川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町、埼玉県川越農林振興センター、いるま野農業協同組合で構成され、
事務局は三芳町の観光産業課が担っています。
武蔵野の落ち葉堆肥農法の取組みは、
以下、HPより抜粋「武蔵野」という原村政樹監督のドキュメンタリー映画にもなっています。
原野だった土地を、江戸時代から360年ものあいだ、落ち葉を集めて堆肥にすることで土壌改良して、
ふかふかでおいしい野菜やサツマイモが育ついい土に変えていったのです。
三芳町でも落ち葉サポーター募集
瀬島園のクイックスイート!
レンチンでOK!
実践農業者へのインタビューでは、高橋さん、陽子ファームさん、瀬島さんに伺いました。
女子栄養大学の皆さんが開発したのは~~~
紅あずまのスイートポテトサラダ!!
おいしかったー。
甘くなく、ほくほくさっぱりしてしっとりしたきめ細やかで緊密な食感のポテトサラダ~~
食べた感想を、と聞かれ、「うらぎりー--!」いい意味で!と叫んでしまいした。
三芳町の産業観光課さんが写真をとってくださいましたー。
ありがとうございましたー。
落ち葉サポーター募集しています。
来年1月半ばころ、興味あるひとご一緒しませんか~!?
みんなでレレレのおじさんになって落ち葉はきしましょう!
武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会(川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町・いるま野農業協同組合・埼玉県川越農林振興センター)では、この農法をより持続可能なシステムとし、この地に受け継がれてきた伝統農法を、未来のこどもたちへ残していくため、落ち葉サポーターの募集をしています。
ベジアナあゆ