ここがすごい!武蔵野の落ち葉堆肥農法〜
11/8(火)生産者や地域の皆さんに向けてセミナーでお話します。
農家が木を植える→落ち葉を集める(多様な主体が参加)→落ち葉堆肥で土づくり→野菜やサツマイモ→いも街道ににぎわい→地域に誇りが生まれる→ここに住んで農業続けたい→農家が木を植える
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→ https://youtu.be/7gktX6lB-gs
三芳町や武蔵野地域では、毎年1月に落ち葉はきサポーターを募集して、地域住民に参加してもらっています。
1軒の農家で平均2ヘクタールある平地林(「ヤマ」と呼ばれる)の落ち葉をかき集めることは、農家にとっては大変な労働ですが、子供や参加者にとって落ち葉はき体験はレジャーであり、ゲームです。
トム・ソーヤが退屈なペンキ塗りを楽しそうに遊び感覚でやって見せて友達を巻き込んだエピソードは「ソーヤー効果」なんて呼ばれましたね。
近ごろは、ゲーミフィケーション、ゲーム化、インセンティブ、ナッジ理論などと言われて、楽しいゲーム(=報酬)なら人はついつい参加してしまいますよね。
スマホを止めたくても脳がやめられないのと同じです。
runningアプリとか、ポケモンGoもその類と呼べます。
ゴール達成や成果が嬉しくてそれを励みについ運動して気づくと健康になっちゃったら~、サイコーの理想形です。
日本農業遺産の認定要件には、「多様な主体の参加」があります。農家だけで農業を営むのが困難な時代に、多くの人が無理なく楽しんで関われる方法があったなら…。
苦労して作ったので買って下さい。ではなくて、楽しいから仲間に入りませんか。
これなら双方笑顔になれます。しかも互いに感謝し合い、リスペクトが生まれます。
予算があり余っているなら、ブランド化や外のマーケットに売りに行けばよいですが、まずは地域内循環で互いがうるおう。=CSAといわれ、コミュニティがサポートするアグリカルチャーです。
これを360年間続けてきたのが、武蔵野の落ち葉堆肥農法です。循環させているのは、落ち葉堆肥という地域資源による土壌改良だけでなく、作る人と食べる人の笑顔の循環なのです。
ベジアナあゆみ