映画『くじらびと』観てきた
何もかも美しい
ここ数年でじぶん最大の感動×ヒット×映像美
鯨の偉大さに比べると、島で生きる人々はとても小さな存在に思える
 
 
それ故に掟を作り、道具を作り、宗教と儀式を守って鯨に挑む
島民に間違いなく受け継がれているのは、
鯨へのリスペクト
 
ゆえに捕獲には
生死をかける覚悟がある
食とは?
アニマルウェルフェアとは?
持続可能とは?
人間にも大義と掟と愛があり、
鯨もまた同じぐらい仲間を思う愛と生命存続の戦略がある。
人と鯨はとても対等である、どころか、大海原の中では、基本的にかなり
鯨に部がある。
だから知恵が生まれる。
 
鯨を描き、
人間を描き、
地球の美しさを描いている
#くじらびと
 
食や農業関係者に見て欲しいー
 

【あらすじ】

インドネシアのラマレラ村で、およそ400年間続く伝統的な捕鯨の様子を捉えたドキュメンタリー。

ラマレラ村ではクジラのモリ打ち漁が行われており、

中でも「ラマファ」と呼ばれる漁師たちは村人たちに一目置かれている。

年間10頭獲れれば村人全員が暮らせるだけの収入になるという。

常に死と隣り合わせのクジラ漁だが、それでも

モリ一本で巨大なマッコウクジラに挑むラマファに、子供たちは憧れる。

 
 
島の伝統漁法
命がけで鯨に挑む
鯨の生死は、人間の生死であり、島の生死と直結している

 

映画の中に出てくる船は、手づくりの木造で、帆を張る決まりがあり、

手漕ぎでコントロールしていました。

最新型の大型船ではない理由は、伝統を重んじているからか、

貧しいゆえ資金がないためでもあるのでしょう。

 

くじら一頭を仕留めるのに、5隻の船が船団になって追い込むようで、

モリを打ち込むときは、その人がモリを持って船からジャンプして鯨に突撃する様子は、ハッと息をのみました。運命共同体です。

 

島の人にとっては生きるためのクジラ漁なので、手に入れることができれば、

いずれテクノロジー化が進むとは思いますが(スマホは登場していた!)、

 

漁に出る時は悪口を言ってはいけない、家族内で喧嘩をしてはいけないなど、

海とくじらへのリスペクトが島の掟としてあり、それが

漁の成果と、よりよく生きることと繋がっていて、とても感動しました。

 

漁には決死の覚悟がある
地域文化、民族学、伝統、人権の視点が、どうやら今の食の議論の場に欠けているとも思えました。
これから見た人の感想に期待〜⤴️
 
ベジアナ
あゆみ