あけましておめでとうございます。
年賀状代わりに新年のご挨拶コラムです。
お正月だというのに提出〆切仕事が終わらず一滴の昼酒もせず一日机にへばりついております。
日本農業新聞に書きました。
いつも共感する提言をされている東京大学の鈴木宣弘先生 と、奇しくも「自給」のキーワードが一致しました。
欧米の農業政策を見ていると、食料は武器であり国家戦略だというのです。
言い換えれば、お金にならない農業(食料生産)の価値の再評価ではないでしょうか。
儲けの前に健康(命)が、大事ってことです。ですよね。
というわけで、新年コラム。
なんかまじめな上にエラそうだけど大目に見て読んでね。
自給こそ最大の自衛
災禍共生時代、農村はどう生き抜くか。
災いが一つではないということは、その生き残り策も一つではない。ゴールを自分たちで設定し、たどり着く道を作り出すしかない。
自ら生み出すこと(生産)を、最も得意とするのが、農村である。消費的な都市の暮らしよりも、生産的(農的)な暮らしが、安全で、健全で、病気から遠く、気持ちも安らいで、危険もストレスも少ないことは、もはや世界の共通認識になった。
今こそ本気で農村の「あるもの探し」をするべきだ。若さ、労働力、資本、ないものねだりで不足を嘆くのは一旦やめにして、都市で様々な居場所を失っている人や経営体に向けて、
農は都市に何を提供できるのか。この視点が欲しい。
農業界はこれまで、担い手減少に焦る余り、リーダーばかり求め過ぎていたのではないか。どんな業界もいきなり頂点だけを育むことはできない。あえて受け入れのハードルを下げ、多様な農への関わり方を提案し、働く人の視点でマッチングすれば、農村は都市の受け皿になれる。
国消国産の機運が高まっている今こそ、農への関“心”人口を増やすチャンスである。
遠回りのようでも裾野が広がらないことには、高い山は築けない。
地域おこし、農泊、食農体験や教育、二地域居住、半農半Xなど様々なカタチでゆるやかに、しかし、誰もが農を営む農村は、自給・自立の宝庫であり、そのライフスタイルこそが最大の「自衛」をもたらすのである。
2021年を笑い多き年にするのは、じぶん自身~♪
新聞一面ではTOKIOの城島くんが農福連携について語ってます。
それから世界(日本)農業遺産も~♪
年末のせたがや区民農園~♪
ベジアナ@あゆみ