コロナ後に生き残る農業について自分なりに考え中~。
そんな中、2月にあった放牧シンポジウムでの学びと発見をマイナビ農業に書きました。
 

 

放牧は低コストな酪農システム
収入↑より支出↓がポイント

https://agri.mynavi.jp/2020_05_20_119129/

 

土-草-牛の循環で手間とコストを低減(清水町・橋本牧場)
放牧で若返る町(足寄町・ありがとう牧場)
放牧に切り替えた年から利益向上(稲敷市・新利根協同農学塾農場)
放牧主体のニュージーランドは日本の生産コストの3分の1
放牧で牛が健康になれば健全経営への近道に

 

酪農学園大学・名誉教授の荒木先生よると、

放牧が主体のNZの生乳生産コストは日本のわずか3分の1です。

日本の酪農がコスト高な理由は、飼料・労賃・減価償却費の3つで、

「草を主体に集約×通年放牧」にすれば、日本でも低コストが実現できるというわけです。

酪農家にとってはコストが減る分、手元に残る利益が増大し、国全体としても持続可能な生産基盤が築けます。

ということから荒木先生は、

牧草主体の集約放牧への転換を提唱しています。


#これからの農業
#持続可能な経営
#乳量上げないほうが儲かるってどういうこと

当たり前の話ですが、牛は動物です。
動ける、歩けるということです。
ならば自分で放牧地を歩いてもらい、自分でエサを食べてもらったほうが人の仕事は軽減できます。
植物(お米や野菜)のように動かない生命相手の農業とはちがいます。
わたしは「介護百人一首」という番組の司会をしていますが(コロナで収録延期中~)
寝たきりの人を起こそうとするとき、その人の体が凝り固まっているのに、力づくで起こそうとしても介助者のほうが疲れて腰を痛めてしまうなんていうのはよくある話です。
相手は生きているんだから、本人が動くように意欲をかきたてるところから始めないと、

無理強いは自発性がなく、結果的に労力(コスト)がかかって長続きしないというわけです。


人も牛も、相手の生態をよく知り、潜在する能力がわかれば、うまく活用できるということです。


マイナビ農業 読んでみてね

 ↓↓↓ 

「放牧」は低コストな酪農システム ポイントは「収入」より「支出」持続可能な農業として関心の高まる放牧酪農。放牧先進国ニュージーランドでは酪農家の収益があがり、国の主幹産業になっています。agri.mynavi.jp

以前にこの放牧シンポジウムについて書いたのはこちら。

ベジアナ サスティナブルアナ@あゆみ