4月29日5時過ぎました声のブログ始めます小谷あゆみです。
Facebook でブックカバーチャレンジというリレーが回ってきまして
本の表紙を紹介するんですがせっかくならまあ読んでみようかなと思い、声のブログを始めます。
「村上朝日堂」 村上春樹・安西水丸 (新潮文庫)
読みます
豆腐について(3)
パリの主婦はパンの買い置きをしない。
食事の度ごとに彼女達はパン屋に行ってパンを買い余りは捨ててしまう。
食事というのは誰が何と言おうとそういうものだと、僕は思う。
お豆腐だってそうで、買ったばかりのものを食べる宵越しの豆腐なんか食えるか、
というのがまともな人間の考え方である。
面倒だから宵越しのものでも食べちゃおうという精神が(中略)
お豆腐屋さんだってそう思うからこそ朝の味噌汁に間に合うようにと朝の4時から起きて一生懸命美味しい豆腐を作っているわけなのだが、
みんな朝はパンを食べるとか(うちもそうだ) 中略だから
お豆腐屋さんの方だってはりがなくなってしまうのだろう。
だから本格的なきちんとした豆腐屋が町から一軒一軒と姿を消していく。
大体今時朝の4時に起きて働こうなんて言うような人はいなくなっちゃったものね。残念である。
豆腐といえば子供の頃に京都の南禅寺辺りで食べた湯豆腐がなんとも言えずおいしかった。
中略
父親の家が南禅寺の近くにあったので疎水に沿ってよく銀閣辺りを散歩し、
それからその辺の豆腐屋の庭先に座ってフーフー言いながら熱い豆腐を食べた。
これは何と言うかパリの街角のクレープ屋台にも似た庶民のための素朴な精進料理である。
だから最近のコースにしてほしい言うなんて言うのは何だかおかしいんじゃないかと思う。
だってたかが豆腐じゃないですか。
たかが豆腐、というところで豆腐はぐっと踏みとどまって頑張っているのである。
僕はそういう豆腐のあり方がとても好きである。
好きなコラムで昭和59年、1984年に出された新潮文庫村上朝日堂。
36年前です。
私が買ったのはもっと後で、平成16年。
まあこのステーホームですけれどもせっかくなので新しいものでも始めようかなということで
ちょっと恥ずかしさもありますが声のブログを始めてみました
なにがすごいって、これ、声を文字化してくれるんですね。
すごーーーい!!
あのもしももしもまたリクエストがあれば他のコラムとかあるいは声でご紹介するような記事をアップしようかな
ということで
豆腐私も好きで毎日のように今冷奴食べてます。
今日は今から友達とですね LINE 飲み会をいたします。
今日はここまでありがとうございました
ベジアナ@豆腐アナ あゆみ