先日、静岡市で高齢者の人権講演で、市の人がSDGsを意識されていたので、
自分なりに高齢者問題と農村問題とSDGSについて考えました。
ビジネス視点の人は、この取り組みは17目標のうち何項目達成とか、何番目に対応するなどと言いがちだが、
根底にあるコンセプト=「誰1人取り残さない」を忘れてはいけない。
Aという人や国を救うことで、Bという人や国が苦しんでいたら、それは持続可能とは呼べない。
本当の意味で持続可能の概念を踏まえた経済活動なり、運動なり生活をしていたら、
17目標はすべて少しづつ絡み合っていることに気づくはずだ。
国連が「誰一人取り残さない」と言っている、と聞くと、
なんだかアフリカやシリア難民の救済とか、地球環境問題や国際紛争や貧困格差問題のように聞こえるけれど、
一番大切なのは、隣人を笑顔にできるか(隣国と置き換えても良い)。
これがSDGsが 21世紀の三方よし といわれる所以である
ところで、FAOが認定する世界農業遺産(GIAHS)は17目標すべて達成している。
長く続く伝統的な営みは、(土地にも気候にも住民にも)無理がないから長く続いたのであって、無理がかかったものは既に滅び、廃れている。
ホワイト活動は継承されるのだ。
未来に遺すべき活動は1~17目標すべて絡み合っている証拠である。
「誰一人取り残さない」を言いかえれば、「排除」の対義語=「包摂」である。
持続可能性も、包摂も、日本語としては馴染みがないため本質のところで理解しにくい。
あの菊池桃子さんが、「1億総活躍」という言葉はわかりにくいから「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」と言い換えてはどうかと政府に提言したことがあったが、その真意はどこまで理解されただろう。
生活者一人ひとりの暮らしでどうとらえるか。
市民一人ひとりのレベルで誰も取り残さない日本一わかりやすいSDGs解説を、
日本農業新聞 1/14に書きました。(前置きが長くなりました)
「農の社会的包摂~主体的に生きる喜び」
読んでね
↓
https://www.agrinews.co.jp/p49719.html
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ベジアナ@サスティナブルアナあゆみ