熱中小学校は全国に12校ある大人の学びの場(米シアトルにもあり世界で13校)
今まで、宮崎県小林市、富山県高岡市、山形県高畠町、十勝更別村、
そして今回の「くちくまの」(和歌山県上富田町)と、5校訪ねました。
廃校を活用している学校が多いのですが、くちくまのは山あいの分校だった木造校舎で川のせせらぎが聞こえてめちゃくちゃ風情があります。
地元木材を活用したブースというか屋台、これがかっこいい!
つくろラボ CONNECTという名前でいくつもつなげられるそうです。
みなべ町の梅農家、てらがき農園のうめこさんから、熱中小学校の生みの親・元上富田町長へ梅干しの贈呈式〜〜
熱中小学校はじまりました!
1限目は川村晶子先生の授業。AIにできない私おこしで地域活性化!
なんとFUJITSU所属で高知大学の客員教授です。
2限目〜
わたしも地域資源を発信しよう!熊野らしさ、和歌山らしさって何だろうと題して。
しかし風情のある校舎ですよね〜
地元、上富田町だけでなく、みなべ町、田辺市、白浜町などから40人が生徒さんが参加されます。
「自分ごと」として考える
消費する(だけ)側から卒業しませんか
世界農業遺産の意義と「みなべ田辺の梅システム」についてまじめに話していますが、
腰にぶらさげているのは午前中喜んで買ったパンダのキーホルダー^^!
会場から質問いただいたのは、なんと「自然農」栽培家の勇惣さん。
なんと小学校の教員として環境教育を考えるうちに自然農と出合い、46歳からふるさとみなべ町で自然農園をはじめたそうです。
授業が終わり、お楽しみの懇親会です〜!
わたしの左側の3人(寺垣うめこさん、勇惣さん、前田さん)はみなさん農家!
しかも3人とも全員無農薬栽培〜!
みなべ町の梅農家に無農薬が多いことにびっくりしました。
自分で加工までするから、無農薬による多少の見た目の悪さはカバーできるとのこと。
なるほどそういうメリットがあるんですね。
九度山町の前田さん(白シャツのイケメン)はなんと福祉学級の先生から家業の農家に。
柿がメインですがご自分で無農薬の変わった野菜を作っているそう。
障害を持つ子どもたちの就職先を探す立場でしたが、よい環境の会社があまりになく、
とうとう自分で農業をはじめ、ゆくゆくは彼らの雇用の場にしたいというのです。
なんというすばらしい先生がいるのでしょう。
同時に現実の厳しさも思い知らされます。
「農福連携」がうまくいくことを心から祈っています。
みなさん、地域で問題意識を持ち、地域をよくしようと活動されていました。
先生と呼びたいのは、間違いなくみなさんの方でした。
くちくまの熱中小学校の校長は(わたしの左横)
和歌山県から世界を目指すソフトウェア会社「クオリティソフト」の代表浦 聖治校長です。
なんと東京から白浜町へ本社を移し、地元の雇用を支えます。社員食堂がヘルシーでおいしいそうで、いつか行ってみたい〜^^
浦校長はユニークでごきげんな発想力と宇宙力がすごかった〜!
なんといっても大荒れの天気予報をおまじないと祈りの力で覆したのでした‼️
くちくまの熱中小学校の皆さんに感じたのはSNSの活用のうまさ!
事務局の佐多 圭一郎さんはじめ、3日間のやり取りもメッセンジャーで楽しみながら情報を共有し、何より驚いたのは授業後に、生徒さんがそれぞれ自分の視点で感想を交えて授業リポートをFBにアップされたこと。
こんなに細やかに各自がリポートアップしたのはわたしの知る中ではくちくまのがダントツでした。他と比べるわけではないけれどこれもまた土地の個性、くちくまののテロワールなのだろうと思いました。
わたしが話した自分ごととして課題にもメリットにも当事者意識を持つ考え方を既に実践されている人が多い。
それにはもしかしたら紀伊半島の山中にありながら外からの参拝者を受け入れてきた熊野の文化、民俗性がある気もしました。
お会いした皆さんに感謝。
ありがとうございますー!また熊野詣でに行くで〜^^
世界遺産「熊野古道」と
世界農業遺産 GIAHS #みなべ田辺の梅システムについては
また書きます
ベジアナ@あゆみ