秋田のなまはげ、能登のアマメハギなどの日本の農村で継承される伝統行事が、
ユネスコの無形文化遺産に登録されたというニュースから〜
(11/29ちょっと前ですが)
このニュースを読んで考えたこと。
嬉しいニュースの反面、現実は担い手不足で存続自体があやぶまれている。
主に東北、北陸、鹿児島、沖縄・宮古島も登録されたが、どの地域も状況は同じだろう。
地域の宝、評価だけに終わらせず、これを機に内外にこの価値・意味が広まり、継続させていく方法が望まれる。
「秋田のなまはげ」はその中でもなんとなく知っている人が多いが、それには
その昔、岡本太郎が紹介して世に広まったという経緯があるという。
岡本太郎さんは、沖縄や縄文も「発見」したことで知られる。
現代の岡本太郎といえば、誰か。
赤瀬川原平さんの仕事はそれに近かっただろう。
路上観察で路上を「発見」し、老人力を発見し、宮武外骨を発見した。
すべて目利き、着眼点である。
日本史上もっともその基礎を作ったのは、千利休である。
土をひねった茶碗に美を見いだし、竹の茶杓を愛でる作法を生み出した。
今でいうと、みうらじゅんかはその一人でしょうねー。
仏像、ゆるキャラの「発見」です。
なまはげをもじったゆるキャラ「なみー&はぎー」を紹介していたコラムを読んだのを鮮烈に覚えている。
あるいは、骨董の世界では、中島誠之助か。
テレビ東京「お宝鑑定団」の果たした役目は大きいだろう。
日本の伝統行事の継承として、おもしろがってその価値を広めるために、日本の民俗・習俗の価値をわかる目利き・キュレーターがほしい。
日本の祭りソムリエなのか、祭り鑑定士なのか、とにかく語り部、仲介となってくれるメディア的存在が。
棚田や日本の農村文化もまったく同じことですよね〜〜〜。
ベジアナ・祭りアナ・あゆみ