新宿御苑の入り口・新宿門で内藤とうがらしの苗の即売会をしていると聞いていってきましたー♪ヘ(゚∀゚*)ノ

世田谷の都立園芸高校の生徒さんたちがお手伝い〜

 

内藤とうがらしの前に、そもそも「新宿御苑」とは、

高遠藩(長野)の藩主・内藤家の下屋敷だったそうで、

「天正18年(1590)に譜代大名であった内藤氏が徳川家康よりこの地を拝領した」

のが始まりです。

徳川幕府開府の1603年より前から、内藤家の屋敷があったのですね。

その後、八代吉宗の代に、栄養バランス不足で江戸に病気が多発したため、

米将軍の吉宗が、「野菜を育てて食べるのじゃ〜!」とお触れを出したことから、

内藤家敷地内でも野菜づくりが始まりました。

栽培されたのは内藤とうがらしをはじめ、内藤かぼちゃもあったそうです。

その後、江戸のそば文化の発達とともに、内藤とうがらしは人気となり、生産者が増え、新宿は唐辛子の一大生産地になりました。

夏にはあたり一面真っ赤になるほどだったそうです。

ときは文明開化を迎えて、明治5年(1871)、内藤さんの敷地は、日本の近代農業振興のための「内藤新宿試験場」になりました。

いまでいう、農業試験場ですね。

そんなこんなを経て、明治39(1906)年、日本初の皇室庭園「新宿御苑」となり、今では一般開放されるようになったのでした。

新宿のど真ん中にこんな緑溢れる庭園があるのは、内藤とうがらしの畑にはじまり、農業試験場という「農地」として機能していたおかげともいえますね。

ありがとう代々の内藤さん一家!

 

そんな内藤とうがらし

あちこちの伝統野菜と同じように、戦後の高度経済成長時代に品種改良が進んでつくりやすい品種にとって変わられ、一時は消滅していました。

それを復活させたのが、復活!内藤とうがらしプロジェクト

こんな本まで作ってすごいですね〜。歴史やレシピまで載ってます。

 

復活!内藤とうがらしプロジェクトリーダーの成田さんに偶然、お話を伺うことができました。

(やたら詳しい人だな〜と思って知らないまま話を聞いた後で調べたらプロジェクトリーダーの成田重行さんでした〜!一緒に行ったまきコちゃんが写真に撮ってくれました!勝手に写真を載せますが、まあ内藤とうがらしPRのために許してくれるでしょう〜♪)

 

見せていただいた資料でおもしろかったページはこちら!

七色唐辛子売り〜!

七味(しちみ)と言わず、七色(なないろ)と呼んでいたそうで、

ういろう売りみたいな口上があったのですね。

7種類入れる中で興味深いのは、

江戸は内藤新宿八つ房の焼き唐辛子

四国高松の名産は唐辛子の粉

なぜ2つの産地の唐辛子を入れるのか?

聞くと、「内藤とうがらし」は辛さだけでなく旨み成分が多く、とりわけ、

旨みを増強させる呈味(ていみ)成分が豊富で、だしに使うと、より他の食材の美味しさを引き出します。 だそうです。

江戸時代から2種類の唐辛子の特徴をつかんで使い分けていたとは!

江戸の食文化の奥深さ!すばらしいですね〜〜。

 

というわけで内藤とうがらしの苗を買いました!

この苗を育てているのは三鷹の冨澤剛さんの冨澤ファームさん。

じつは、冨澤さんに新宿御苑で苗の即売があると聞いてやってきたのでした。

 

 

都立園芸高校の唐辛子女子とまきコちゃん

 

  

内藤とうがらし女子部結成〜!

女子高生からかわいいとうがらし帽子を奪い取ってかぶるベジアナ…どうです?似合いますかあああ?

わたしが感動しつつ、うまい方法だな〜と感心したのは、内藤とうがらしの農産物や加工品を売るだけではなく、こうして苗にして販売し、実際に新宿界隈のみなさんに育ててもらおう!つまり

生産者を増やそう!という視点です。

新宿のど真ん中ですから、住民もいるでしょうが、飲食店も多い、

そのオーナーに使ってもらおう、親しみをもってもらおうというまさに草の根運動というか、唐辛子の根っこ運動を展開していることですね。

1ヶ所の巨大な畑で大量生産しても、もしそこに何かがあってダメージを受けたら一巻の終わりです。

例えばベランダ菜園でも、小さなプランターでも、複数の場所で(多様な環境で)育てるということは、種の保存の法則から考えると、もっともリスクを分散させて生き残れる確実な方法です。

多様性がしなやかで強いということです。

しかも新宿の強みは、日本一ともいえる圧倒的な人口集中都市ですから、

住民や通って来る人たちの力を最も利用できる、マンパワー日本一の特徴を持っています。

東京農業、都市農業のヒントがここに…

あ、いけないいけない:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

書き出すとついまじめな話になってしまった…

 

ともかく買った苗を植えました〜〜。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。

 

わたしは土はあまり買いたくない。

 

去年の土をきれいにザルで再生して、根っこなどを取り除き、

牛ふん堆肥と石灰を混ぜて土壌改良します。

ベランダ循環型農法〜ヽ(゜▽、゜)ノ

 

5月5日、内藤とうがらしの苗を植えました!

いますぐ葉っぱ食べたいぐらい鮮やかな色〜〜〜

 

念のため250円×2苗植えました。

ってか、昨日、新宿御苑で苗を買ってから代々木公園に行き、

飯館のまでい牛フェアの応援に行ったり、

カンボジアフェスで猫ひろしダンスを踊って遊んだので、

奥の苗の肝心な芽の部分が折れてしまった…

しょっぱなからこんなんで大丈夫なのか…

がんばれ内藤とうがらし!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

負けるな内藤とうがらし!   川 ̄_ゝ ̄)ノ ー♪

 

なんか、名字があると人みたいでいいですね〜〜。

今シーズンは江戸東京野菜のこと、実践しながら考えようと思います。

 

 

春の内藤とうがらしフェア2017~内藤とうがらし苗販促会~

2017年4月29日・30日、5月2日~7日
新宿御苑インフォメーションセンター前特設テント
9時~16時
今年も内藤とうがらし苗の販促会を実施します。内藤とうがらし栽培についても詳しく説明いたします。
内藤とうがらしの加工品も販売予定です。

 

まだあちこちで売っています。

あなたも内藤とうがらし育ててみませんか〜?。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。

内藤とうがらし女子部員募集中〜!☆(´∀`*).。:*+*:.。.*:+☆

 

 

ベジアナ@内藤とうがらし女子部部長@あゆみ