うんこについて考えたー!!

43年間、「野ぐそ」している人がいます。

通算1万3千回以上、野ぐそをしてきた伊沢正名さん(67)、自ら「糞土師」(←ふんどし)と名乗り、著書多数。
「くう・ねる・のぐそ」(山と渓谷社 2008)
「うんこはごちそう」( 農山漁村文化協会 2013)

「糞土思想が地球を救う」(山と渓谷社 2017)

 

http://withnews.jp/article/f0170413003qq000000000000000W01110101qq000015025A

 

循環型社会に学ぶことたくさん‼️

伊沢さんの説く「糞土思想」とは?

◎「食は権利、ウンコは責任、野糞は命の返し方」
◎「ウンコに向き合うことは、自分自身の生きる責任に向き合うこと」。
この2つが、糞土思想の基本です。

著書『くう・ねる・のぐそ』(山と渓谷社)によれば、1974年に初めて野糞をしたと。そのきっかけは?

し尿処理場の建設に近隣住民が反対しているという新聞記事を読んで、住民運動のマイナス面を知ったことがひとつです。
自分自身が自然保護運動をしていたこともあって、「自然を破壊するのは行政や企業で、それに対抗する住民運動の側は善なんだ」と思っていた。
でも、自分のウンコを処理してもらう施設に対して、「臭くて汚いからイヤだ」というのは、結局エゴじゃないですか。
トイレでウンコをしている点では自分も反対派の人たちと変わらない。
誰かに迷惑を掛けて、処理場で始末してもらっているわけです。
それなら、野糞をして菌類に分解してもらおう、キノコにやってもらえばいいじゃないかと。
ちょうどその頃、『日本のきのこ』(山と渓谷社)という本で、動物の死骸やウンコを分解して土に返す菌類の役割を知り、菌類の働きを守ることこそが本当の自然保護になると学んだんです。

「ウンコはごちそう」 そのココロは?

本来ウンコっていうのは、次の生き物の命のもとになっているんです。
人間は肉・魚、穀物・野菜・果物といった、命ある「生き物」を食べてウンコをする。そして、人間のウンコを獣や菌類が食べる。菌類はウンコを無機物に分解して、空気中に二酸化炭素を放出します。いわば菌類のウンコですね。そうしてできた土の栄養を植物が根から吸い、光合成で酸素をつくりだす。酸素は植物のウンコとも言えるわけです。
自分のウンコは次の生き物のごちそう。みんな、ほかの生き物のウンコを食べている。ウンコによって命がつながっているんです。

☆ベジアナ感想〜
牛の牧場の取材していると、牛糞って土づくりに欠かせないのは当たり前の話。
循環型農業といってサステイナブルな社会に向けてこれからますます大事な考え方。
だけど循環して(堆肥にして)次へつなげる行き先がないと、それは産廃になります。
牧場、企業、工場の廃棄物が産廃なら、人間の廃棄物はどうなる?
人任せでいいのか?いやもちろん東京のど真ん中で野ぐそしようと言いたいのではありませんが、この人、少しも変人なんかじゃない。言っていること、やっていること、すごく全うだと思いました。マツコさんの番組でそのうちやりそう〜!

 

研究会のサイトがありました。

糞土研究会@ノグソフィア

http://nogusophia.com

 

 

ベジアナ@あゆ

 

 

 

 

 

 

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