わたしも会員として参加している
「食生活ジャーナリストの会」(約130人)は20日、2016年の
「食の十大ニュース」を公表しました。
1位は「豊洲新市場の移転暗雲」でした。
主な選考基準は、①会員の投票数
②各種メディアに登場したニュースの頻度
③歴史的観点から見たニュースの価値・重要性、の3点です。
豊洲新市場の移転暗雲は、小池知事の誕生から毎日のようにニュースになったことが大きなポイントとなりました。
BSE検査の廃止はニュースになった頻度は少なかったのですが、2001年の検査開始から数えて、15年をかけて、やっと検査が廃止されると
いう歴史的な意味を考慮して、5位になりました。
①豊洲新市場の移転暗雲
②TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の事実上の消滅
③災害の続発で野菜などが高騰
④国内で製造される全加工食品の原料原産地の表示案決まる
⑤BSE(牛海綿状脳症)の検査廃止
⑥異物混入による食品回収が依然として続発
⑦トクホ(特定保健用食品)製品が初の取り消し
⑧高病原性鳥インフルエンザの発生
⑨冷凍メンチカツによるO157食中毒事件
⑩廃棄向け冷凍ビーフカツの横流し事件
食生活ジャーナリストの会
(毎日新聞 編集委員の小島正美氏が代表)
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当然ながら野菜、農業、畜産のテーマも多く、わたしの個人的な感想は、またいずれ書かなくてはいけませんが、じっくりこの10のニュースを振り返ると、タイトルを読むだけで、人が(日本人が)いかにいろんなことに右往左往しているか、人間の仕業が見える気がしますね。
まあ、ニュースというのは基本的にはすべて人間の一喜一憂なわけですけれども。
自然災害にもろい日本列島。いいえ地球上のどこでもそうです。
昨日の講演会場で聞いた言葉を思い出しました。
農林水産業なくして国土保全なし。
いろいろあるけれど、今日も人は足元の土を耕し続ける。
生産者は土を、わたしは(あなたは)何を耕しているのでしょう〜。
ベジアナ