甘えびは5歳までオスで、その後メスに性転換するという特性を持っています!
えええーーー@@
なので子持ちの甘えびはすべて6年物以上〜ということになります。
調べてみました。
オスとして成熟して「繁殖」に参加した後、メスに性転換して繁殖に参加することを「雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)」と言うそうです。
つまり若いうちはオスで、その後、大きく立派な身体になって卵を産んだ方がたくさん子孫を残せる(効率が良い)というわけで、メスに変わるのだそうです。
甘えびのメスは一度に卵を10万個産むので、(5年以上かけて成長した)立派な体格が必要なのでしょう。
そういえば映画「ニモ」になったカクレクマノミの性転換は聞いたことがありますが、あれは集団の中の全員が性転換するわけではありません。
http://www.ats.co.jp/photogallery/diving/fish/kakurekumanomi.html
ホッカイエビやアマエビの「性比の調整」についてはこちらも参考に。
http://www.nodai.ac.jp/web_journal/adventure/vol30.html
12cmほどの甘えびですが、少なくとも「子持ちの甘えび」は6年もの以上ということに。捕るまでにそんなに年数がかかるんですねーーー。
甘えびが甘いのは、水溶性タンパク質が溶けて甘み成分に変わるためだそうです。
甘えび漁は18隻もの船団を組んで、水温の低い甘えびの漁場へ。
海の色の薄いところが甘えびの生息する漁場(水深200〜600m)ですが、石川県は能登半島があるため、その水域を広く持つことになります。
遠いところではは200海里ぎりぎりの「大和堆」というロシア寄りの日本海沖が最高の漁場!
その距離350km。金沢港を出て片道15時間かかるそう。
「大和堆」とは、海底にある富士山級の高い山です。海の中に隠れて見えませんが、海底にもこのような起伏があるのですね。
最近は船が早くなったそうですが、それでも「大和堆」までは15時間かかります!
漁をして戻ると、1航海2泊3日!
鳥井船長さんに「お風呂は?」とばかな質問をしてみましたが、お風呂はやはりないとのこと…。
でもごはんは漁師めし!船の上で鮮度抜群のがすえびを煮ると、ぷりぷり具合が違うのだとか!聞くだけでおいしそうでしたー。
ちなみに石川県沖は、日本有数のするめいかの漁場!
エサを求めて日本海を北上し、5月頃に石川県沖にやってきます。
そのため北海道から九州まで全国のいか釣り漁船が石川県沖に集まって
金沢港にも水揚げします。多いときで300隻!
そういえば金沢にいた頃、夜になると沖に浮かぶ漁り火が当たり前でしたが、あの灯りは全国からのイカ釣り船だったのですね〜〜〜。
さて、JF石川の青山さんによると、
「するめいかには心臓が3つあります。
メインの心臓1つと、えらに血液を送る心臓2つの、3つです。素早く動くために大量の酸素が必要だからと言われています。
イカは漢字で「烏賊」と書きますが、
これは、海面を泳ぐイカを、烏(カラス)が死んでいるものと思って食べにきたところ、逆にイカがカラスに飛びついて食べてしまったーー@@
という逸話から。
イカの心臓と瞬発力!おそるべしですねーーー。かあ!
石川県は甘えび漁獲量日本一!!!
そのほかメギス(ニギス)、はたはた、ノロゲンゲ(マリンコラーゲン)などの底曳き網漁の魚種も豊富!
水産資源を守る持続可能な漁業のために、網の大きさを規制したり、禁漁期を設けて工夫する漁師さんと漁協のお話。勉強になりました。
ご参加いただいたお友達。亜矢子さん、かずみちゃん、ばらちゃん、よく見る顔だらけ〜〜〜^^
今回はいつも以上に大人気でキャンセル待ちまで出て満席御礼!
続けてきてよかった〜〜〜。
金沢市役所の西川さん、富川さんもありがとうございます。
きょうはちょうど銀座は歩行者天国!
金沢からのゲストのみなさん、記念撮影をして北陸新幹線かがやきに乗ってお帰りになりました。
スーツ姿もかっこいい鳥井船長!
「こりゃいかにも銀座に来たいう感じや〜!」
鳥井船長、JFいしかわの青山さん、女子からかっこいいと評判でしたー^^
やっぱ海の男はちがいますね!
次回第6弾は1/14 加賀野菜!源助大根がテーマです。
わたしの誕生日前日で〜す♪(*^^)∀*∀(^^*)♪
みなさまのおかげで楽しい会でした。
たくさんご参加ありがとうございました。
ベジアナ
食べて識る金沢ナビゲーター あゆみ