今牧場の高橋さんが、山羊を見にいく前にお友達の「那須ワイン」さんへ行こうというのでやってきました。

Nasu Wine  那須ワイン


いかにも日本の古い農家の庭先にある蔵のようでもあり、

森の中のギャラリーのような、洗練されたお洒落感もあるアプローチ。

 

森も木も草も蔵の木造の風合いもすべてがしっくりなじんでいて、
長い歴史によって統一されたうつくしい空間です。

Nasu Wine  

WATANABE VINEYARD

桜がトレードマークです。

創業は1884年。

え?

ええと、江戸時代が終わったのが1867だから~

はい。

明治初期、初代当主・渡邊謙次さんが那須野が原の開墾時代に

この地を開墾して、葡萄の樹を植えたのが「渡邊葡萄園醸造」の始まりです。

創業から132年、

当代の渡邊嘉也さん(右)は4代目ですって。

2本のストライプが入ったクラシックラベル。

初代当主・渡邊謙次さんがデザインしたそう!

酒萄葡生粋純ではありませんよ。
漢字は右から左← に読んでください。

「純粋生葡萄酒」

「渡邉葡萄園醸造」

KUROISO 黒磯、 SHIMOTSUKE 下野って、あの「下野の国」の時代ということですね。

創業当初より作り続けてきた日本の伝統的な品種「マスカット・ベーリー A」

2013年のものです。

しっかりほどよく酸味もあり深い味わい

アメリカ系生食用品種「ナイアガラ」

樹齢60年以上の希少な古樹も大切に守られています。

 

四代目当主、醸造責任者 渡邊嘉也さん。
フランス・ボルドーで研鑽を積んだ後、
2002年から本格的にフランス産ボルドー醸造用品種「メルロ」や「カベルネ・ソーヴィニヨン」を植え始め、年々その数を増やしています。

「日本に真のワイナリーを作りたい」との思いを胸に、ここ那須の地から世界レベルのワインを生み出すことを目指し、日々情熱を注いでいます。

 

那須の土地を活かして世界基準のワインを作る渡邉さん(左)と、

やはり那須の土地で牛と山羊を飼い、世界も認めるチーズをつくる今牧場・高橋さん(右)。

お二人がお互いを尊重し合ってお話しされている様子は感慨深いものがありました。

 

ワイン畑でハイ、チーズ~!

ワインとチーズは仲よし~~。

ご先祖が開拓してきたこの土地を耕し、食べものを生産し続け、

跡を継いで、家族をつくってこの地に根ざすお二人。

ワインもチーズも日本の食卓にずいぶん馴染んできたとはいえ、

まだまだこれからの市場を開拓するお二人は、まさに

 

現代の開拓者であり、挑戦者なのでした。

醸造所も案内していただきました

創業当初より作り続けてきた日本の伝統的な品種「マスカット・ベーリー A」

アメリカ系生食用品種「ナイアガラ」

メルロ&カベルネ

新しいラベルのワインは4代目のオリジナル。

葡萄の栽培や醸造の方法も従来のものと異なり、

ボルドーで学んだ技術と経験を生かした近代的なもの。

3haの土地で葡萄づくり

よいお天気でした。

 

Nasu Wine 渡邊葡萄園醸造 HPより

ボルドー・ポイヤック村(BORDEAUX PAUILLAC)のグラン・クリュ(GRAND CRU)の伝統的な技術やリズムを取り入れ葡萄栽培、ワイン醸造をしています。

ボルドーと同じ葡萄品種メルロー(Merlot)、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)、カベルネ・フラン(Cabernet Franc)を植えて日々奮闘している日本のワイナリーです。

Nasu Wine 渡邊葡萄園醸造
栃木県那須塩原市 共墾社1-9-8
この住所がすごい。
「共に開墾する結社」という意味でしょう。
132年前、ご先祖さま達がどれほどの思いでこの土地を耕してきたことか。
どれだけ想像しても、現代の私たちには考えられないぐらい来る日も来る日も
過酷な過酷な毎日の大仕事だったに違いありません。
その思いは今もこうして
おいしいワインとなって受け継がれています。

「那須のテロワール」すごい。

Nasu Wine  那須ワインはこちら。
 
さっそく家で那須ワインと今牧場チーズのマリアージュを堪能しましたー^^
(ハーフがあったのでロゼにしました。)
しっかりとした味わい、那須のチーズと那須高原のアスパラにも合っておいしかったーーー。またお邪魔しま~す。


ベジアナ@あゆ