結城登美雄さんを迎えて農政ジャーナリスト勉強会でした。
美しい村などはじめからあったわけではない。
美しく暮らそうという村人がいて
美しい村になるのである
東北の生んだ民俗学者 柳田國男さんによる有名な言葉です。
結城さんといえば「地元学」の提唱者。
漁業とは、災いと恵みはいつも隣り合わせであり、漁師はそれを知っている。
今回、被災したのは、単なる漁師ではなく、日本人に食料を届ける人々の被災である。
リアス式海岸の総延長の長さと、魚種の多様性。
強い食料生産とは、一部の食のブランド化ではない。
農協と漁協の連携がこれからの希望。
半農半漁は心が疲れない。
木で碑をつくる理由。
鳴子の米プロジェクト CSA(コミュニティがサポートするアグリカルチャー)
地元学について語るときよく使われる言葉として、「ないものねだりよりあるもの探し」
というものがありますが、きょうはそんな生易しいものではありませんでした。
問われたのは、食料とエネルギー。
同じ時間に霞ヶ関で、TPP反対700人のデモがあったようで、
日比谷のプレスセンターは霞ヶ関の隣なので、
真下からデモの声が9階の会議室まで聞こえていました。
そこに生きる人の営みを無視した数字の行政を強く批判。
とても共感する話と、考えこむ話がありました。
ベジアナあゆ