この間「コメをたくさん食べる国ランキング」で日本は50位!というロケットニュースをシェアしたら、各方面から反響が大きかったので、ちょっと気になって調べてみました。
ロケットニュースのデータは2011年のFAOの数値でした。(なぜだろう)
FAOとは国連食料機関(世界農業遺産を決定するところ)。

ロケットニュース記事のグラフによると、
日本の米生産量は571万4000トン(2011年)だというのですが、今わたしが見つけた「globalnote」のサイトでは
1075万8000トン(2013年)です。(2011年のデータがまだ見つからない~)。
2倍近い差は大きいですね。

ちなみに、globalnoteサイト(2013年FAO出典)の「国別コメの生産量」でいうと、日本は50位ではなく、10位でした。
1位 中国
2位 インド
3位 インドネシア
4位 バングラデシュ
そして
10位 日本

ロケットニュースは「一人当たりのコメを食べる量」が日本は世界で50位だと書いているので、「国別コメの生産量」とは順位にずれが出てくるのは理解できますが、それにしても世界で50位を鵜呑みにしてよいものかどうかは、わたしには…よくわかりません。

話のついでに、カンボジア、

ミャンマー、

バングラデシュが、コメの国として一丸となっていることは、去年の「ミラノ万博」のパビリオンで強く感じたことなので、写真をアップします。

お米の物語

お米にまつわる環境、生態系

これは「日本館」の中の展示です

日本人とお米

「日本人にとって「コメづくり」は単なる食料生産の営みではありません。
それは国をつくり、風景と社会を設計する根幹でもありました。」

日本館に展示されていたこのパネルを読んだとき、わたしは立ち止まり、泣きそうになりました。

今も、あちこちで農業について講演をするたびに、引用する言葉です。

日本の農業の位置づけ。

誰が考えた言葉なのだろう。

これ作った人に会って話を聞いてみたいものだ。

日本館のパビリオンを制作したのは電通だそうだから、その関係者なのだろうか。

この視点で日本の農業を語れる人、わたしの中では国連大学の副学長ぐらいしか知らない。

地球上で肥満に悩む人、飢餓に苦しむ人

地球の食の再設計が必要

地球の食料問題を解決できるのは実は日本らしい環境を活かした農業かもしれません

たとえば日本の棚田のような…

 

ミラノで食べたリゾット、おいしかった~♡
(本来ミラノはあまりコメを食べないそうです。コメ食文化はイタリア南部だそう)

 

主食分布図

小麦、米、トウモロコシ、ソルガム、キャッサバ芋、じゃがいも、キビ、バナナ、

米を消費する国について


いずれにしても世界における「RICE」(イタリア語は「RISO」)について考えるのは大事なことですね。ごはん、ライスき~♡

追加)
2011年データを見つけました!
こちらによると、国別生産量も消費量も日本は2011年の時点でも世界9位~10位というデータを発見しました!
study/geo/rice(リンク貼れない~!ノックスという学習塾サイトで検索してね)
以下参照~
※世界の米・ 国別ランキング統計・推移
http://www.globalnote.jp/post-1119.html
※2011年のデータをもとにしたロケットニュース
http://rocketnews24.com/2015/04/16/570483/

 

ベジアナ@あゆ