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伊豆大島3日目~ 
1月31日から伊豆大島で椿まつりがはじまります。
大島といえば、椿!
椿といえば大島!
三原椿油(高田製油所)さんを訪ねました~。
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そもそも椿油ってなんですか?
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椿の実をしぼった天然の油で、化粧用と食用があります。
ピンクのふたは化粧用。ボディケアや髪につける人が多いです。
右側の白いフタと金属製の容器は食用。
といっても、中味は同じ100%椿油です。

ちょうど、地元の方が椿油を買いにやって来ました。
年配の女性で金属の大きな容器をまとめ買いされました。
写真を撮っているわたしに「いいわよ~」とすすめてくださいました。
ハンドクリーム代わりに手に塗って、その後すぐにお米を研いでもOK!なのだそうです。
なるほど~!食用油ですから、手にもやさしい~、食べてもヘルシーというわけです。

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椿油製油所4代目の高田さんです。
椿油の成分のおよそ86%は「オレイン酸」で血中脂質を下げる働きがあります。
味はさらりとしてくせがないそうです。
ただ、くせがなさ過ぎるので料理の風味としては特徴がだしにくい、と高田さんは話してくれました。
なるほど~。
ところで椿油って、どういうふうに搾るのですか?
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「ヤブ椿」の実です。
初めて見ました~!
こんな黒くてしっかりした実があの花の後にできるのですね。
樹齢30年以上たった椿の木からこのような立派な実がとれます。

1.よく乾燥させた後、1粒1粒丁寧に選別します。

2.粉砕機で粉末状に細かく砕きます。


3.桶に入れて高圧の蒸気で5分間程蒸します。

「玉締め式」圧搾機で1時間程圧力を加え油を搾ります。

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5.搾られた油は一晩静かに置き、不純物の沈殿を待ちます。

6.翌日、①紙のフィルター②綿製の0.5ミクロンのフィルター③活性炭フィルターなどの順で
静かにゆっくりと濾過をして製品にします。 

「三原椿油」の搾油法は、古典的な大変手間のかかる方式ですがより純粋で、より上質な椿油を作る為には最適な伝統製法です。三原椿油(高田製油所)さんのHPより抜粋


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椿油ってそんなにいいものなんですか?
「あってもいいものです。油の質にこだわるヘルシー志向の人には人気もあります。
伊豆大島の暮らしに椿油は昔から欠かせないものでした。
量はとれないので、搾る作業は週に2日ほどです。
もっと生産を増やしたいのですが、なにしろ椿油にできる椿の実が実るまで30年かかりますから、
いま木を植えても30年先のことです。
それを生産者だけに頼むのは難しいです。行政にも協力してほしい。」

そういえば、
椿の実の生産者と高田さんは、いまだに「椿の実」としぼった「椿油」の「物々交換」で取引しているそう。
田んぼを耕してもらった地主さんはお米をもらうというのはあるけれど、椿油の物々交換もすてきですね。
そしてここ最近、椿油の健康がいいと注目され、
地元の椿生産者さん達は、以前は人にあげて自分であまり使わなかったそうですが、最近はみずから椿油を喜んで使うそう。
やはり、地元の人がそのよさを理解し大切にする循環がだいじですねえなんてことを思いました。

三原椿油(高田製油所)さんは4代目とあって、椿油と椿そのものの、様々な可能性を研究されています。

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椿の炭です。
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木が堅いので炭に向いているそうです。それに椿の木の炭って、感じもいいですねえ。

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三原椿油(高田製油所)さんありがとうございました~。

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椿のこともっと知りたくなった~。
レンタカーをぶい~んと走らせて都立大島公園椿園へ。
そうか~、ここ大島町は、東京都だから都立なんですね~。
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椿の木が何百種類も植えられた立派な椿園の入場料は~~~
無料!入るしかない!
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椿園をぶら~り
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いろんな色やカタチの椿がありますねえ
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斑入り模様もきれいです
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椿ベジやっこで~~~す。

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椿資料館もあります。
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昔から日本人に愛されてきた椿。
特に茶花としては侘助など、椿が珍重されてきました。

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椿をモチーフとした茶道具もいろいろ

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小物入れや羽子板など
デザインとしての椿も、存在感があるのですねえ。

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大島の道路を走っていると、何度となく「椿のトンネル」に遭遇します。
大島って感じ~。

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島の南の波浮(はぶ)にも椿のトンネルが~

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椿ぼとり

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椿のことが好きになった。

ベジアナ 椿ベジやっこ

伊豆大島の椿まつり1月31日からは~じまるよ~♪
#tokyo島旅山旅