10月31日高知・黒潮町で講演会をします。
黒潮町といえば、土佐の一本釣り。
カツオ漁で知られ、
県民総選挙総合第一位!わら焼きのカツオのたたきの食べられる町です。
今でこそ有名ですが、わたしが知っていたのは、町村合併前の幡多郡佐賀町という町でした。

小学3年生から高校までの10年間をわたしは旧・佐賀町で過ごしました。
佐賀中学の同級生の男子何人かは、学校を出るとカツオ漁船に乗り組む、そんな小さな港町でした。
今回、叔父やいとこの働きかけがあって黒潮町民大学という講演の講師に招いてくれました。
町民の心の豊かさ、町の活性化のための講座だそう。
特に目立った才能もない子どもだったわたしが町民の豊かさにつながる講演をする日が来ようとは、誰が想像できただろう。
年月っておもしろい。
20数年ぶりの実家はどんなふうかな。
同級生は来てくれるのかな。会うの恥ずかしいな。だけど、誰も来ないと淋しいな。
知らない土地で講演する方がよほど気が楽です。
でもわら焼きしたカツオのたたき、食べるの楽しみです。
それから駆け回った山や飛び込んで泳いだ名前もない川や、河童が出そうで夕方は通るのが怖かった小さな沈下橋とか。
死んだインコを埋めた裏の山の畑とか。
そういうのを見て歩くのも楽しみです。
なにしろずいぶん歳月がたちました。
ずううっと離れたまま帰ることなく、なきもののにようにして暮らしてきた自分のふるさとへ戻るきっかけを、周囲からもらえたということは、何かそういう巡り合わせなのだろうと受け止めています。
わたしの農山村好きは、なんのことはない、ずっと帰れなかった自分のほんとうのふるさとに似た田舎を求めて日本中歩き回っていただけなのかもしれません。
いろんなことを確かめるためにも。楽しみに嬉しい気持ちでいってきます。
もちろん黒潮旅グルメは、こじゃんと報告するきねー💓
http://www.kurojiru.jp

http://nabura-tosasaga.com

ベジアナ@あゆ