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三鷹の知人宅へ向かう途中、屋根に草が生えている家を見つけた。
屋根にニラが生えているニラハウスは、美術家 赤瀬川原平さん邸で知られていますが、
まさかこれがあのニラハウスではー!?
と思いながら
家の前を通るとーー
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二馬力!
ポストに二馬力と書いてある♪───O(≧∇≦)O────♪
ジブリファンならご存知の方も多いでしょう~.。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
スタジオジブリとはまた別にある宮崎駿さんの事務所です。
以前、対談番組でこの家と二馬力の名前を聞いたのを思いだしました。

ひさしにもしっかり草が生えてます。
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正面の壁には草の文字!!
家には名前があり、ズバリ、草屋!
豚屋という別棟もあるみたい。

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あとで調べたら、
屋根に多様な雑草を生やしたいという宮崎さんの要望で、どこか遠くの耕作放棄地の土をわざわざ運んで乗せ、重さに耐えられる特別な屋根に設計したのだそう。
確か土は30センチの厚みだったかな。
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昔からずうっとあるような、100年そこに建っているような、家にしたいという希望だったそう。

つたの絡まる壁や、ゴーヤや朝顔を軒下で育てるグリーンカーテンも、温暖化防止や節電、涼をとる方法としてありますが、
屋根に草の生えている家を見ていると、なにかもうキュウウンとたまらない気持ちになりました。
あたりに風化している。いい意味で。
そういえば、空き地を放置していると雑草ぼーぼーになるって、日本、アジア、独特の気候なんですってね。
空気の乾いた、土壌に微生物のいない大陸では何年放置しても草も生えない。

草っていいですよね。
なんてことを思った草ハウスでした。

昨日は、この草ハウスのわりに近くにある編集者のU田さん邸で、ご家族や内々の安西水丸さんを偲ぶ会があり、お邪魔させていただきました。
料理家でもある奥様J子さんお手製のカレーが4種類も出たのにびっくりした。
水丸さんの絵に囲まれて美味しい〆張鶴 純と手を尽くした料理をいただきました。

武蔵野って昔から何かと文学づいている町ですが、感じのいい風景を見つけた。いい日だった。

ベジアナ☆あゆ