おとといから、20アンペア暮らしがはじまりました~!
満開の桜の下で電気のことを考える 4月7日の続編です。
一昨日の朝、ブレーカー工事きました。
拙宅の電力は30Aから20Aになりました。
東京電力@工事担当のM田さんは、玄関のブレーカーの下に脚立を開きながら言った。
M田 「20Aですとかなり低いですけどだいじょうぶですか?」
この期に及んでまだ念押しをされるのか。
ベジ 「はい。前に住んでたところも20だったので大丈夫です」
「そうですか、これぐらいのお部屋ですと冷暖房も入れますとだいたい30Aが多いもので」
「でも最近、こういう人(契約アンペアさげる人)、他にもいませんか?」
「う~ん、なんとも言えませんね~。さげる人もいますけど、あげる人もいますしね~」
へ~。今この時期にあげる人もいるのね。まあ人のことは知らない。
「それでその、今、契約さげる人、やっぱりいますか?」
「そうですね。ただ先週までこのブレーカーの製造がストップしていたので受付してなかったんですよ。」
「ああ…。 ブレーカーの製造工場も被災したんですか?」
「いえ、それが被災ではなくて、これだけ節電呼びかけていて、自分のところで節電しないといけないというので、
工場のラインを先週まで停めてたんです。
ですから、ご連絡がもうちょっと早かったからお待ちいただかないといけなかったんです。」
なるほど。
東電HPの情報が古かったのはそういうわけか。先週まで受付してなかったのだ。
ちなみに、今、HP見たら
わたしが7日の時点で目にした文章はすでになくなっていました。
【ご契約アンペアの変更
※東北地方太平洋沖地震に伴い、現在受付をおこなっておりません。】
http://www.tepco.co.jp/e-rates/index-j.html
M田さんは長身でめがねをかけてちょっとロン毛の中年ぐらい。
感じのいい方で、わたしんちのブレーカー落ちて不自由になるのをふつうに心配して話しているのがわかった。
工事といえども部屋に知らない男性が入ってくるのはちょっと緊張するものなのだが、
(M田さんともう一人若い男性が付き添いでいた)
話しやすそうだったのでわたしはちょっと
心を
開いた。
「クーラー付けながら掃除機かドライヤーか電子レンジ使うと飛んだことあるんですけど、同時に使わないようにすればいいかなと思ったんですよね。」
M田「20Aっていうのは、2000ワットなんですよ。」
ベジ「へ~!そうなんですか~!」 (無知でごめんね)
「はい。ですので冷暖房だとだいたい1000Wですね。付けた瞬間が特に高いんですね。」
わたしはメモ用紙を取り出した。
「じゃあ、ドライヤーは?」 「だいたい1200Wですね」
「電子レンジは?」 「500~600Wです。オーブンレンジはもっと高いです」
暖房よりも冷房の方が電力量を使うことも教わった。
M田 「それと、そこに置いてあるヒーター、以外と高いんです。800Wぐらいじゃないですか?」
「あ、これ!?」
見ると500wと1000Wのスイッチがある。
ああ、これ1000Wだったのかあああ~~~。
冬中ずっとこのスイッチを触っていたのに、数字は頭には入っていなかった。
空調の暖房よりも電気ストーブが温まるので(遠赤外線だし)
この2月は相当多用していた。
実を言うと、拙宅の2月の電気料金は7000円であった。
3月は4900円であった。
7000円は高すぎる。
いけないと思っていた。
だから、みくたけさん、わたしは自分への戒めを込めて20Aにしたのです。
財布にいっぱいお金があるとあるだけ使ってしまう人と同じで。
micoさん、契約変更の時期が早かったんだね。マイホーム?引っ越しおめでとう^^
koukouさん、部屋は多少広くなりましたが、居住人数は変わらないのよ。
べじ:「しかしあの、お立場上、何か言われたりしませんか?」
M田:「いや特にはないですけど、夏場は一体どうなるんだとはよく聞かれますね。」
「ああ、で、どうなるんですか?」
「う~ん、キビシイと思いますよ。クーラーの消費量は。西日本の電力を回すと言っても例のヘルツがありますしね。」
M田さんはさらに続けた。
「ちょっと昔、わたしなんかが生まれる前ぐらいの日本の電力消費っていうのは、夏場より冬場の方が高かったんですよ。」
(40年ぐらい前のことか)
ベジ:「暖房費が高かったと?」
「いえ、そもそも冷暖房がなかったですから、冬場は暗くなるのが早いので照明としての電力ですね。それがクーラーが浸透したことと、実際、東京がヒートアイランドで暑くなっているってことと。ゲリラ豪雨が増えたでしょう。あれも都内の埋立地(M田さんは具体的地名を言ったが割愛)のビル群から発生する水蒸気の雲の行き場がなくなって、ゲリラ豪雨が起きると。」
「へ、あれ自然現象というより、人的なものですか。」
「そういう話ですよ」
「へ~。勉強になりました~。」
「それで、20Aに替えちゃっていいですよね?」
付け替え工事をしながらM田さんは尚も言ったので、わたしは笑った。
「はは、はい。 だいいじょうぶです。」 いまさら引くに引けるもんか。
YAHOO!JAPANをホームページにしている。
毎日、東京電力の供給量と使用量を見る。
たった今、4月10日10時の時点では、
使用:2619万KW
供給:3950万KW
66%の使用率だそう。
26,190,000KW のうちの 1KW(1000W=10A)
2619万分の1をわたしは節電した。
(計算、合ってますか?だいじょうぶかな)
例えば、2千万円とか、3千万円のお金を集めようという話をしているときに、
1円寄付したからと言ってそれはわずか過ぎて誰にも気づかれない。
もしこのブログ読んでくれた1000人の人が賛同して同じように10A下げたとしてもたった千円かもしれない。
だけどこの行動に意味がないとはまったく思わない。
つまりこれ、【節電ごっこ】です。
2619万KW分の1KWの節電は有益か無駄な努力か?
そんなことより節電ごっこをしたいからしている。
節約することが無駄遣いよりもカッコイイイ!とか、おもしろい(しかも得する)と思う風潮(センス?)がもうちょっとあってもいいんじゃないかってね。
ちなみにうちの水洗トイレのタンクには、ビール瓶が1本、入っています。
その堆積の分(633ml)、一回一回流す水が少なく済むので。
やってる人、多いと思いますけど。
もうちょっと書くつもりだったけど時間がないのできょうはここまで~。
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アップしようとして全然できないのでここでアップ。
7日の夜、押上にある「酔香」という日本酒酒場のような和のバーにて
カメラマンのテラオさんと日経レストラン編集長のミツハシさんと東北の酒を応援した。
宮城の日高見、あたごのまつ、七本槍は滋賀県だったか。
4月2日。
皇居外苑 しだれ桜がきれいだと思ったら、向こうの大手門の白壁、よく見てください。
大手門の白壁。くずれている。
「え?地震でですか?」
警備の人に尋ねると、そうですとのことであった。
目の前に着くまで特に表示の看板も何もなかったので、その損傷はふつうに存在していることに驚いた。
崩れ落ちた壁のかけらはご覧のようにブルーシートをかぶせてあるだけで修復を急ぐ気配が全くない。
皇居ですよ。
大手門の白壁ですよ。
ふつうなら大変な騒ぎですよ。
ベジ:「ああ、桜田門は閉鎖って看板が出てましたね。」
警備:「はい、あっちは屋根瓦が落ちたので。」
そう。今は、ふつうじゃないのだった。
っつう~ことで駆け足でお送りしました。
今から投票所行ってそれから農業の勉強会行ってきま~す。
ベジアナ@あゆ