秩父介護ロケから帰って昨晩は爆睡したベジアナです。
東京、きょう、桜満開宣言。
これはうちの近所の桜並木。4日撮影。
きょうの東京くもり空ですが、午後から日が差してきました。
ベランダのブロッコリーも満開で~す。
ロケで不在にしている間に次から次へと花開いてしまった。
花が咲いても食べられるので食べるつもりなのだが、
秩父ロケで訪ねたタケイさんに昨日
もっと立派なブロッコリー他野菜をた~んといただいたので。
さて。
きょうから数日またひきこもり原稿ウィークが始まった。
前にも書いたけれど、外で人と会って(仕事して)いるとそれに集中するので
こころおだやかです。
いや別に今もこころは平静おだやかなのですが、
昨日(今朝)の深夜も相変わらず、東京にも揺れが伝わってきます。
1:25amと1:37ぐらい、宮城で余震。
あ、いま、書いてる途中、お昼12時前も揺れた。
昨日まで「介護百人一首」ロケで泊まりだったので、スタッフと晩ごはんをたべた。
久喜駅前の本格インド人カレー屋さんでした。
カメラマン、音声、ドライバーは毎日取材現場に行くのが仕事の人たちなので、
やはり3,11の翌日や、数日後に宮城や岩手に行ったという。
わたしは現地へ行った人のことばを何でもいい、直接、知りたかった。
カメラEさんが言った。
「東京を出発して北上し、被災地にさしかかったとわかり、その後走っても走っても、何時間走っても被災地なるものが連続していることに改めて参った」ということであった。
なるほどテレビでは、宮城の現場です、次は岩手ですと、ピンポイントで
生中継や映像が流れるわけだが、それらはすべて連続しているものの
ほんの2,3か所の切り取りでしかない。
テレビのプロのカメラマンでさえ、行く前の想像と、行って見た後とではまったく違う実感を持ったというのだった。
メディアリテラシー(情報を評価・識別する能力)が、ここへ来てまたよく言われているが、
視聴者(=私自身のこと)の判断基準の一つとして胆に銘じておきたいのは
じぶんは現場を見ていない、知ってはいないんだ、ということだと思う。
知った気になってはいけない。
同時に想像力を働かせ、案じ、おもんぱかることを忘れてはいけない。知らないんだから。
そして、自分の立っている足元のことを忘れてはいけない。
それでわたしは今日、ついさっき、足元を見つめ直しました。
東京電力へ電話をした。
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電気のことを考える
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「はい、東京電力カスタマーセンターです。」
「あの、契約を変更したいんです。 今、30Aなんだけど20Aにさげてください。」
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去年12月、このマンションへ引越す前のアパートの電気は【20A】であった。
でもここは【30A】だったので、従来通りの【20A】で足りるだろうと、ブレーカー取換え工事の予約をしていたのだが、
たまたま急な仕事が入り、予約していた工事を2度続けてキャンセルしてしまい、とうとうそのまま年を越して今になっていたのだった。
このところの計画停電、節電の動きで、
そういうこと考える人、ほかにいるんじゃないかと思ったのだがそうでもない。
なぜなら、さっき電話して、明日の午前でも午後でも工事OKと言われたからだ。
明日の午前、ブレーカーの取り換え工事がやって来る。
12月に同じ工事予約した時は、3日後とか、週明けとか、もっと予約が取りにくかった。
カスタマ―センターのMさんはやさしく丁寧な声で言った。
「20Aと言いますと、今よりだいぶ低くなりますがだいじょうぶですか?」
「だいじょうぶです。」
「これからの時期、冷房やまた電子レンジなどを使用されますとブレーカーが落ちる可能性ありますがだいじょうぶですか?」
「はい。」
ずいぶん丁寧であった。
ふ~ん。
アンペアを下げることを勧めてはいないみたいだな~というふうにも取れた。
確かに前のアパート20A時代も、ブレーカーが落ちたことは年に数回あった。
①冷暖房を付けて、②掃除機か、③電子レンジか、④ドライヤー、を同時に使用したときだったと記憶している。
このうち2つまでなら同時使用OKだが、3つ重なるとバチンと落ちた。
その組み合わせさえ一度にしないように、覚えておけばいいのだ。
問題は電力供給量とはいえ、こちらは生活者。
基本料金は30Aだと月額819円
20Aだと月額546円
月々、273円浮く計算だ。
それで、今、この記事書くのに東京電力HP見た。
【ご契約アンペアの変更
※東北地方太平洋沖地震に伴い、現在受付をおこなっておりません。】
http://www.tepco.co.jp/e-rates/index-j.html
と書いてある。
あれ、たった今電話で受け付けてくれたのにどういうこと?と思って
またカスタマーセンターに電話した。
(どうやらわたし、暇ですね。でも直接問い合わせは取材の基本です)
きれいな声の女性は言った。
「今は契約変更、受け付けております。それは申し訳ございません。」
ベジ:「あ、じゃあHPの情報は古いということですね。」
「はい、申し訳ございません。」
これはいけないよ。
さて、こんなことするのはわたしぐらいかもしれないが、
契約を下げる人は、すでにわたしの周りに2人いた。
以下の6年前の新聞エッセイにも書いたのだが、
つい、数週間前にも友達Nと話しいていたら、まさにわざわざ下げた、そうだ。
その2人は2人とも、男性、デザイナーであった。
一人は東京、一人は石川県。
ということは、暮らし、生活を無駄なく機能的にデザインすることと、節電、ECOは通じるのだろうな。
節電のこと、もし本気でやろうと思うなら、
自分んちのキャパをもともと縮小させておくというのは悪くない、と個人的には思う。
もちろん、根本的な問題や打開策について当局に明確に追及しなくてはいけない一方で、
個人個人の在り方として
暗いと不平をいうよりも、闇の価値見出しましょう。と思う。わたしはね。
(被災地のやむなき停電下の人のことではなく計画停電の関東にいる者として)
以下、むかし書いたものだけど読んでみてね。
2005年6月20日 北陸中日新聞夕刊に掲載 小谷あゆみ
「電気のことを考える~東京タワー2時間消したらいくら節約!?」
ベジアナあゆ