皆既日食！部分日食！馬とのカンケイ！？

あす日本では４６年ぶり！

皆既日食が観測できる日ですね～。
見たいですね見たいですね～♪

皆既じゃなくても部分日食なら全国（お天気次第で）見られるそうです。

もっとも太陽が大きく欠けるのはあす【AM11:00】前後らしい

その時間わたしはラジオ日本・ヨコハマろはす中継のため近隣情報探してみました。

【厚木市子ども科学館】　7月22日（水）

「部分日食観察会」

http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/acsc/sol_ecl/20090722/index.html

※ただし！定員に達したため締切りとなりました～。

（午前中・通常プラネタリウム投影はお休み）

さて。

【1Q84】読了後、村上ワールドが頭から離れず、ムラカミさん蔵書を片っ端から読み返していた。

【ねじまき鳥クロニクル】(新潮文庫) に興味深～～～いくだりがあります。

以下　抜粋。

体のバイオリズムでイライラしているという妻クミコに対して、夫のオカダトオルが言う。

「知ってるよ」と僕は言った。

「でも気にすることはない。そういうのに作用されるのは君だけじゃない。馬だって満月のたびにいっぱい死ぬんだ」

クミコはビール瓶から手を放し、口を開けて僕の顔を見た。

「何、それ？どうしてここで急に馬の話が出てくるの？」

「このあいだ新聞で読んだんだ。ずっと君に話そうと思って、話し忘れていた。どこかの獣医がインタビューの中で言っていたんだけどさ、

馬と言うのは肉体的にも精神的にも、

月の満ち欠けに非常に大きく影響される動物なんだ。

満月が近づくにつれて、馬の精神波はものすごく乱れるし、

肉体的にもいろんなトラブルが出てくるんだ。

満月の夜になると沢山の馬が病気になるし、

死ぬ馬の数も圧倒的に増える。

どうしてそうなるのか正確な原因は誰にもわからない。でも統計を見るとちゃんとそうなっているんだ。

馬を専門にしている獣医は、満月の日には忙しくて眠る暇もないくらいなんだよ」

「ふうん」と妻は言った。

「でも満月よりまだ悪いのが日蝕なんだ。日蝕の日には馬たちの置かれた状況はもっと悲劇的なものになる。皆既日蝕の日にどれくらいの数の馬が死んでいくか、君にはきっと想像もつかないと思う。

とにかく、僕が言いたいのは、こうしている今も世界のどこかで馬がばたばたと死んでいるということだよ。それに比べたら、君が誰かにあたるくらいたいしたことじゃないじゃないか。そんなことは別に気にしなくていいんだ。死んでいく馬のことを想像してごらんよ。満月の夜に納屋の藁の上に寝ころんで、口から白い泡を吹きながら、苦悶にあえいでいる馬のことを考えてみなよ」

彼女は納屋の中で死んでいく馬たちについてしばらく考えているようだった。

「あなたにはたしかに不思議な説得力があるわね」

と彼女はあきらめたように言った。「それは認めざるを得ないわ」

「じゃあ着替えてピザを食べに行こう」と僕は言った。

というくだりが【ねじまき鳥クロニクル】１部 (新潮文庫)

５８頁～５９頁にある。

とてもとても気になってネット検索などしてみたが

それらしい記述はわたしには見つけられなかった。

くわしい方おられましたらお教えください～。

●参考資料以下

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)/村上春樹
￥540　Amazon.co.jp