葛飾柴又「高木屋老舗」さんへお邪魔しましたー。
草だんご・和菓子屋さんだが
明治創業・趣きある店内には寅さんの写真いくつも展示。
ここには「寅さん」の永久【予約席】があった。
葛飾柴又名物:草だんご「高木屋老舗」さん。
「男はつらいよ」だんご「寅や」「のモデルになった
高木屋さんからラジオ中継。
48作続いた映画「男はつらいよ」のロケ地として知られ、
(だんご屋のシーンはほとんど松竹・大船撮影所のセット
だったそうだが)
帝釈天・参道の街並みなどロケの際、
山田洋次監督率いる「男はつらいよ」松竹映画の
撮影部隊と役者陣は必ずここ「高木屋老舗」を拠点にし、
休憩所として滞在した。
高木屋さん(御年50過ぎぐらいか)の美人女将曰く、
山田洋次監督は、
1シーンの撮影=たとえば「いってらっしゃい~」と
役者さんどなたかが一言発するシーンだけに
朝から日暮れまで、半日~まる1日かけてもまだ
妥協を許さないような厳しい監督だったそうだが、
渥美清さんのシーンだけは、なぜかいつも、一発OK
だった・・・。
幾年もその様子を見てきて、
「やはりさすがの山田洋次監督も、渥美清さんクラスの
一流俳優にはNGを出せないのかな・・・」
あるとき、機会あって山田監督に聞いたそう。
女将:「渥美清さんのシーンはいつも1回OKなのです
ね」。
山田洋次監督は言った。
「寅さんは渥美さんであり、
渥美さんのやることなすこと、全て寅さんなので
寅さんが日常生活でNG出すなんて、ありえないですね」
山田洋次監督は心から寅さんを=渥美さんを尊重し、
尊敬し、慮っていた、そうだ。 本心から。
そのために作った(続いた)映画だ。
高木屋さんは柴又名物草だんごの販売だけでなく
店の奥で頂けるよう、机と椅子が何席も用意されて
あるのだけれど、
いつ行っても「予約席」と札の置かれた席がある。
(上記写真)
それはいつも「寅さん」が出番を待つ撮影の間じゅう、
他の役者さんの芝居や、裏方の仕事を見るために
座っていた席である。
(☆出番以外でも寅さんはいつもずっとそこに座っていた)
そんな大事な話、先に教えてくれればよいものを、
当方不勉強につき知らないもんだから、いきなり打ち合わせ
のとき、永久欠番のその大事な「予約席」に、
腰かけてしもたぁぁぁ~~!!!
女将さん~~~ッ教えてくれたらよかったのにぃぃぃ~~~!!!
寅さん、ゆるしてくれますね~w。
たぶん有名な逸話であるのかもしれないが、ホントウのホンモノの
お話をうかがえるカンドーと喜び。実感。きょうは、なにもかもありがとう。
ベジアナ〓あゆみ〓
トモッチ☆ さんコメントありがと~
http://ameblo.jp/blog-11220309/
長崎の手彩色絵葉書 さんもありがと~