先週、図書館に返した本。
7冊借りていたうち、紹介したいものだけ3冊。

『不肖・宮嶋~メディアのウソ、教えたる!』(河出書房新社)

これは「14歳の世渡り術」というシリーズの中の1冊で、
これからの仕事・人生を考える14歳と、
考えずに過ぎちゃった元14歳へ送る、ものらしい。
他に井筒監督とか、弁護士時代の橋本徹の著書もある。(なぜか関西系のラインナップ~)

不肖宮嶋さんの著作はどれもめっちゃオモシロいが、
これは、14歳に向けて書いてあるので、
他の(オトナ向けか)より、仕事に対する素直で真摯な側面が垣間見られてグー♡

以下、一部抜粋。

『すべての報道が真実だと思い込むな。
情報は、君自身が考えて結論を出すための素材でしかないのだ。』
【一流は一人で考える】
【孤独は君に自信を与える】
私の場合、自慢ではありませんが、公私ともに悩みごとを話したりする友人
は、高校以降、ひとりもいません。
何か難しい決断に迫られた時、誰にも相談しません。
自分ひとりで悩み、考え、決断を下してきました。

【おわりに】
「この本を読んだら、こうなりました」という感想文は一切不要です。
あなたたちが10年にひとりの大犯罪者になろうが、全人類に役立つ発明をしようが、
私には関係がありません。
情報とうまく付き合い、どうか自分自身で、自分の人生を作り上げていただきたい。
2007年 7月 宮嶋茂樹


こういう偽悪的なところは健在!

そういえば先々週「英語でしゃべらナイト」(NHK)に出演されていた。
世界70カ国の、主に危険地帯を撮影したときのハナシ、

撮影禁止区域で撮影したのがバレて、フィルムを渡すふりして・・・とか、
「撮った写真が日の目を見ないのは許されないことですから僕らにとって」
(そのためには何でもする)とか、

紛争地なので使う英語が特別だというハナシ。
curfew (外出禁止令)
martial law (戒厳令)

curfewは、ふだん「門限」という意味で遣うんですとパックンが言うと、
不肖宮嶋「へ~、それは知らなかった」(外出禁止令という意味は知って
いても)というハナシがウケた~。


不肖宮嶋バナシを書いていたら、ああ、もうあとの2冊の感想書く気力
なくなった~。

☆「宇宙からの帰還」立花隆(中央公論社)←めっちゃオモシロイ!
宇宙飛行士のその後、宇宙を飛んだ者に共通した内なる経験談話集。
すごい。

☆「血の騒ぎを聴け」宮本輝(新潮社)←オモシロイ!
身辺エッセイ。小説はカッコいいのに、この人、ただの関西人や~。