この間の石川県でよし子と2人で松任の、今は白山市になった
【中川一政美術館】へ行った。
氏の作品はひまわりの絵やバラの絵が有名で、
「どのバラの絵が自分にとって一番好きか決めよう!」なんて口走った
のはいいが、バラの絵ばかり20点ほども展示されていて、
自分のベストの絵を決めるのに苦労した。
何がおもしろかったって、中川画伯は
カンバスのバラの絵はもちろんのこと、その周りの額縁に
(立派な額縁というより、木枠のような素朴な額に)手描きで模様を
つけていることだった。
館内は撮影禁止だったので、
以下は向田邦子暮らしの愉しみ(新潮社)という本から。
この書画↓の回りにも回回回回回回回ラーメンどんぶり模様
みたいなのがあります。
向田さんは中川一政の「書」が好きで、この作品を一目見て購入した。
もう我は駄目だと思ふ時もある やってゆかふといふ時もある
向田さんはこの書画を玄関に飾っていた。
以下は余談。
おとといテレビで見た周防正行映画監督が言っていた。
【映画は解釈するものではなく、ただ見るものである。】
これは正確には周防監督が若い頃、なんとかって言う有名な
映画評論家に教わった言葉だそうだ。
さらに、この間、ブルースリーの特集をテレビでやっていて、
映画のワンシーンでブルースリーが若者にこういうセリフがあった。
【DON’T THINK FEEL. 】
考えるな!感じろ!という話。
中川一政美術館で感じたワタシの印象は、入館料200円は安い!