この間の石川県でよし子と2人で松任の、今は白山市になった

【中川一政美術館】へ行った。


氏の作品はひまわりの絵やバラの絵が有名で、

「どのバラの絵が自分にとって一番好きか決めよう!」なんて口走った

のはいいが、バラの絵ばかり20点ほども展示されていて、

自分のベストの絵を決めるのに苦労した。


何がおもしろかったって、中川画伯は

カンバスのバラの絵はもちろんのこと、その周りの額縁に

(立派な額縁というより、木枠のような素朴な額に)手描きで模様を

つけていることだった。



館内は撮影禁止だったので、

以下は向田邦子暮らしの愉しみ(新潮社)という本から。

この書画↓の回りにも回回回回回回回ラーメンどんぶり模様

みたいなのがあります。

20070110233412.jpg

向田さんは中川一政の「書」が好きで、この作品を一目見て購入した。


もう我は駄目だと思ふ時もある やってゆかふといふ時もある


向田さんはこの書画を玄関に飾っていた。



以下は余談。


おとといテレビで見た周防正行映画監督が言っていた。

【映画は解釈するものではなく、ただ見るものである。】

これは正確には周防監督が若い頃、なんとかって言う有名な

映画評論家に教わった言葉だそうだ。


さらに、この間、ブルースリーの特集をテレビでやっていて、

映画のワンシーンでブルースリーが若者にこういうセリフがあった。

【DON’T THINK  FEEL. 】

考えるな!感じろ!という話。


中川一政美術館で感じたワタシの印象は、入館料200円は安い!