きょう。とある番組の打ち合わせでした。
例えば30分番組で、生放送ではないけれども、
30分の時間枠通り、きっちり収録することを「尺録り」と呼んでいる。
そうすると、後から編集にかける手間が省けるのだ。
ワタシが関わる某番組(特に名を秘す)は(たまの特例を除いては)
だいたい「尺録り」でやっている。
そのためアナウンサーの「時間キープ」と言うのが、ひとつ
大きな仕事になるワケだ。
かの久米宏さんはかつてニュースステーション出演時代に、
「僕はニュースキャスターというより、番組のタイムキーパーです」
という発言をしたことがある。
話を戻す。
で、今日も次回の収録の打ち合わせをしながら、
デスクや担当ディレクターと
「前回の尺録りは思いの外うまくいったね」という話をしていた。
前回うまくいった原因についてワタシは
「あれは、ゲストが上手だったからですよ~」と言った。
そんなやりとりが一通り済んだ頃、誰かがまた
「それにしても、前回はうまくいったね~」と話をブリ返した!
んで、ワタシはまた同じように「そりゃゲストがよかったからですよ~」
と言った。
すると、デスクが
「あ~ん、コタニちゃ~ん!そこで
『○○ディレクターのお蔭ですよ!』って言わなきゃ~!
だからキミ、いまひとつ伸びないんだよ~。」
ワタシ「アハハハ!そうか!だからワタシいつまでたっても
一流になれないんだ~!」
一同 ハハハ~!(笑)(笑)(笑)
・・・・・。
きょう、帰りの山手線の中で、ずっとデスクに言われた言葉を反芻していた。
「だからキミ、いまひとつ伸びないんだよ~・・・」
「だからキミ、いまひとつ伸びないんだよ~・・・」
「だからキミ、いまひとつ伸びないんだよ~・・・」
例えそれが事実であっても人に言われると、やはり、ショックである。
それは、事実であればあるほど、ショックである。
このブログ、今回だけは関係者、誰も読みませんように!祈!
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