子どもはみなブログを持て!?

ニッポンの明日にはブログが一番!?

総務省は小中高校生のだれもがブログを書くような環境づくりをめざす

方針を決めた。


日本の「IT(情報技術)力」を強化する方法として

「あらゆる児童・生徒がブログを持つべき」と報告書で提言したのを受けて。


同省・研究会は、ブログやソーシャルネットワーキング(SNS)の普及で

個人レベルの情報発信が急増し、

「企業対個人」「発信者対受信者」といった社会構造まで変えつつある、と分析。

その一方で、インターネット関連の知識格差が生じている、と指摘した。


こうした現状を打開し、IT社会で日本が優位に立つには、

義務教育段階から

ネットワークで個人が発言する作法を身につけさせることが必要。

あらゆる子どもが自分のブログを持つのが効果的だ、と力説した。


子ども1人1人がブログを持つには、

校内(LAN)を整備したり、ブログサービスの購入費用が必要になるが、

総務省は「すでに存在する自治体の情報化支援策なども活用可能。

必要なら特別の予算を組むことも検討したい」とやる気満々だ。

 

文部科学省の調査によると、2004年3月時点で、

全国の公立学校の普通教室へのLAN接続率は、

小学校で31・1%、中学校で32・0%、高校で61・2%  (西島徹)

                          2005年6月14日  読売新聞)


ニュースを受けて個人的感想・・・。

以前、カメラマンの知人に聞いたハナシ。

『時々若い人が「カメラマンになりたい」と言ってくる。

「カメラマンと呼ばれたい」、動機ではなく、「何を撮り(伝え)たいのか」

それをまず求めたい』と。

学校において整備すべきは、LAN環境なのか・・・?


もっとも私もアメブロガー30万人の末席にいて

毎日楽しむツールの一つにしている。(一体1日何度更新してるんだ!?)


だけどこんな単純で直線的な図式(全国こども総ブロガー時代)を

渋谷の社長も喜ぶだろうか?

大工(職人)さんの卵だって、棟梁のいい仕事をイヤと言うほど見て初めて

ノコギリ(道具)を手にするもんなんじゃないのかな。