「東京タワーの消灯式」~電気のことを考える~


きのう、東京タワーの灯りが消えた。

夜8時から2時間電気を消し、

暗闇やろうそくの灯で過ごそうと言う環境キャンペーンで、

私も去年は会場アナウンスとして参加した。

t (写真は共同通信)

会場の増上寺では清志郎さん他のコンサートで盛り上がり、

夜7時59分からカウントダウンして東京タワーの明かりが消えると

みんなで拍手して喜び合った。

連られてこちらもジーン・・・。


実は今まで『点灯式』は知っていても

『消灯』を喜ぶイベントと言うものを知らなかった。

もっともこのキャンペーン自体、今回が初の試みである。

明かりを消すことはもはや点けることよりも歓迎される時代なのだ。


電気のことを考えた。

私が住む築28年、レトロが魅力のアパートには

1つの部屋に電気のコンセント(穴)が2つしかない。


ところがそこから頂戴している電気は、テレビ、CDデッキ、ファックス、

パソコン、パソコン用モデム、扇風機、携帯電話の充電器・・・

これに掃除機(たまに)を使えば見事に8本のタコ足配線である。

使い勝手の悪い部屋だと思っていた。

(契約は20A。 間取り2Kなので合計で穴6つ)


しかしこのアパートがわざわざ住人に不便を強いるコトを目的に

建てられたとは考えにくいワケで、

つまり28年前は恐らく1部屋に2つのコンセントでコト足りたのだろう。

昔はそれほど電気を使わなかったのだ、と言うことを

この部屋が教えてくれた。(なんとためになるアパートであろうか!)


ところで東京タワーを2時間消して節約された電気代は

約7300円だそうである。(これは高いのか、安いのか。)


消灯の瞬間、上空には取材のヘリコプターが4機飛び回っていた。

あの燃料費、一体いくらなんだろう・・・。

いえ、あの、いけないと言ってるワケじゃないです。

よい取り組みを多くの人々に報道する使命を私も少しは知っている。

しかも役にも立たないとりとめもない原稿を

パソコンの電気代を使って書いている人(ワタシじゃ!)よりはずっと有意義ですもの。

悩ましいエネルギー問題である。



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(註)これは2004年6月同じイベントに参加したとき書いたものに訂正加筆しました。


※ちなみに東京タワーのライトアップ、1日の電気代は

24000~25000円だそうです。


※拙宅の6月電気代は2100円(20A)でした。

2Kの内訳は、

キッチン=冷蔵庫と電子レンジ、

衣装部屋(寝室)=ドライヤーと時々何か、

リビングの1部屋が上記のPC、テレビほかいろいろ全部が集中している。



ところでセレブで知られるD夫人のひと月の電気代は13万円だそうである。

(以前テレビでやってた)


うちなら、62ヶ月(=5年と2ヶ月)生活できる(電気代)計算だ。

余計なお世話ですが。


※この話を北陸中日新聞に載せたら、

加賀市在住の工業デザイナー@KB田さんからメールが来て

「契約アンペアが使用分より高いことに気づいて、北陸電力に電話して

低いものにちょうど替えたんだ」といわれ驚いた。

たぶん、40Aを30Aにしたのだったと思う。


しかし、いつ、どうやったら気づくのだろう~。

電気料金請求書の金額しかまず見ないわたしはそのきっちりした生活感覚に驚いた。



6月21日は代々木公園で「夏至フェス」、

その他あちこちで「キャンドルナイト」開催するよ!


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※(追加)

読者の方から頂戴したコメントで、

ちょっと気になりまして調べましたところ、

東京タワー、あれは「日本電波塔株式会社」 というれっきとした企業でして。

昭和32年に設立され(「プロジェクトX」にも取り上げられましたね)

総合電波設置経営、観光施設の経営、不動産賃貸業を生業としているそうです。

(在京各放送局の電波の発信元です)