この間、友達さーこと小旅行の計画を立てていたら、
さーこが言った。
「その日曜日は仏滅?」
「え? 知らん。え~っと、カレンダー見れば~っと・・・」
(仏滅の日は旅行に行けないと言うのかぁ~?
意外に縁起をかつぐ人なんだな~・・・。)
と、いうワケではなかった。
実はさーこは結婚披露宴の司会を生業の1つにしているので、
仏滅なら仕事がないから旅行に行けるよ~という話なのだった。
な~んだ。びっくりしたー。ハハハーッ!
と笑いながら家中のカレンダーやらスケジュール帳を見たが、
うちにある3つのカレンダーにはどれも
仏滅やら大安の記載がなかった・・・。
するとさーこは頭に入っている仏滅日から次の仏滅日を導き出し、
「うん、その日はダイジョウブそう~」
と言った。
す、すげ~。
大安やら仏滅の暦(六輝とか六曜と言うそうな)
を計算して導き出す方法があることさえ、ワタシは知らなかった。
(単にカレンダーに6を足せばいいワケでもないらしい)
だって~、そんなの考えたこともないよ~。
「必要」は、知識の母ですね。
村上春樹のエッセイ『村上朝日堂の逆襲』(新潮社)194頁に
こういうのがある。
「縁起をかつぐかつがないというのは
人それぞれの好きずきであって、
他人がどうこういう問題でもないのだが、
僕は個人的には
あえて仏滅に結婚式をあげるようなタイプの人々を好んでいる。
『仏滅だろうが何だろうが俺たちはうまくやるんだ』
という信念があれば何だってうまくいくはずだ ー という気がする。
責任は持てませんけど。」
なるほどね~。作家とはたいてい独自の見解を持つものではあるが、
この村上サンのあまりにもぶっとんだ発言には面食らった。
ま、もっともワタシは個人的に
「あえて仏滅に結婚式をあげるようなタイプの人々を好んでいる。」
というようなコトをあえて言う小説家を好んでいる。
追伸。
さーこへ。
「今度の仏滅、旅行に行こうね~!」
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北陸中日新聞夕刊6/20掲載「あゆみのつれづれファイル」に一部訂正加筆しました。
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