「会社のストレスに負けない本」(大和書房)

ヒジョーに興味深くオモシロく、しなやかになれる力をもらった。

20050613_1910_000.jpg 負けないぞ!サラリーマンも深呼吸。


著者の渡部卓さん は企業におけるメンタルヘルスのコンサルタントをされている。

「うつ」の番組ゲストに来て頂いたのだ。


一部を紹介します。

外資系IT企業に関しての話。

「給料とストレスは比例する」という考え方ができる。

つまり若い社員の年収が300万円で

取締役が3000万円であれば、

取締役のストレスは若い社員の10倍かそれ以上ということだ。


それならなぜ30歳前後の若いサラリーマンのココロの問題が

多発急増しているのか?


外資系の幹部、年収3000万円のクラスになると(例外もあるが)

ストレス耐性、つまりメンタルタフネス度(精神的タフさ・打たれ強さ)も

10倍以上になるということだ。心臓にも毛が生えているのだ。

生き残っている人はタフであり、また

タフじゃなければ生きていけない。(チャンドラーだね~。)


村上春樹さん(よく登場するね)も別の言い方で同じようなことを書いている。

「傷つかなくなることについて」

「精神的に傷つきやすいのは 若い人々によく見られる固有の権利でもある。

~ 若いうちは僕もけっこう頻繁に精神的に傷ついていた。

~誰かの一言が胸に刺さって足もとの地面がくずれ落ちるような思いをすることもあった。

~でも大丈夫、それほど悩むことはない。

歳をとれば、人間というものは一般的に、

そんなにずたずたとは傷つかないようになるものなのだ。


これはよくいえばタフになったということだし、悪くいえば

僕の中にあったナイーブな感受性が摩耗したのだということにもなる。

要するに厚かましくなったわけだ。

しかし言い訳するわけではないが、

ある種のナイーブな感受性を抱えたまま僕の属する職業的世界で生き延びていこうと試みるのは、

消防士がレーヨンのシャツを着て燃えさかる火事場に飛び込んでいくようなものである。

(「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」新潮文庫 ・129~130頁)


小説家の世界だけではないよな~。


さらに「会社のストレスに負けない本」で「メンター」という言葉も知った。


メンター=相談相手。経験豊富な先輩、異業種(異なる視点を持つ)が望ましい。

ワタシには幸いなことに会社勤め時代からメンターと呼べる存在が数人いた。

これは今思っても相当ラッキー。



「会社のストレスに負けない本」 にはうつ対策がいろいろ載っています。

その一つが「メンタフダイアリー。」

http://www.mtop.jp/pr/mentough/Introduction.html


メンタルタフネスになるための日記。別名ストレス日記。


悩んでいる人がこのサイトに公開日記を書く。

(悩みについて自分でココロの整理をする。)

更に、ブログのように誰もが「メンター」になり、

応援の書き込みができる。

悪意のあるものは管理者が事前にチェックして削除するから安心。


私もさっそく登録した。


メンタルタフネス ↓ その他の記事。

ストレス社会の鍵は「GNN」!?はこちら。


放送 : 6月14日(火)20:00~「うつQ&A職場復帰」


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